negoto

『THE PARANORMAL TELLER(ザ・パラノーマル・テラー)』 本日、恐怖の最終話配信!

Apple Podcastのジャパン・ランキング「ドラマ部門」&「フィクション部門」で1位!

『THE PARANORMAL TELLER(ザ・パラノーマル・テラー)』。

本日、恐怖の最終話がついに配信されました。

全話、無料で聴けます。是非!

The Epilogue
春名が読み始めた一通のメール。そこには、今まさにこの会議室で行われている自分たちのことが書かれていた!そして、春名が読み進めようとしたその時……。恐怖はさらなる恐怖を呼び寄せる。 なぜ、このラジオ番組『あなたの霊話体験』が放送されることなく、突如、放送中止となってしまったのか、その真実を知る勇気が、あなたにはあるか?

https://spinear.com/shows/the-paranormal-teller/

https://spinear.com/shows/the-paranormal-teller/

 

 

【7日間、映画チャレンジ】、鶴田法男監督『Z-ゼット- 果てなき希望』。

【7日間、映画チャレンジ】
●マンガ家で、タレントブランディングアドバイザーである神崎 将臣さんからバトンをいただいた【7日間、映画チャレンジ】。
●最終日です。
///////////////////////////
最後なので自作を紹介させてください、『Z-ゼット- 果てなき希望』。

J-WAVEが立ち上げた音声配信サービス、SPINEAR(スピナー)で私の脚本・演出のサウンド・ホラー『THE PARANORMAL TELLER(ザ・パラノーマル・テラー)』が全編無料で絶賛配信中です。
https://spinear.com/

このラジオドラマの『Room No.604』の詩音役・櫻庭由香里、ジロー役・ガイモン、『Wonderers In The Dark Woods』の塁役・久住翠希、『Man In The Instant Photo』の麻美役・小原徳子(元・木嶋のりこ)、『Haunted Place』の明美役・田中みはるの5名は『Z-ゼット- 果てなき希望』のメインキャストです。

制作会社から「『ヒッチコック劇場』ならぬ『鶴田法男劇場』をやりたいんです」と言われたときに、ラジオドラマなんて経験が無いのでヤバいことになったと焦ったものの、私の気心の知れたキャストを多数起用したいという願いをプロデューサーの皆さんが受け入れてくれたので、だったら『Z -ゼット-』の連中を一挙に連れてきてしまおうと思ったのでした。

たぶん、『Z -ゼット-』は自作の中で最も知られていない映画の1本なんじゃないかと思います。

なにしろ、ただでさえ超低予算の単館公開作品なのに、2014年の公開初日がUSA版『GODZILLA ゴジラ』とモロかぶりになり、いつの間にか公開されて終了していたという残念なことになったのです。

それに、ゾンビ映画は自分のフィルモグラフィーの中ではかなり異質です。

80~90年代前半、ホラーと言えばスプラッタ・ホラーだった時代に、「残酷描写は無くてもホラーは作れる」と反発をして、オリジナルビデオ版『ほんとにあった怖い話』を筆頭に幽霊をモチーフにしたホラーを作り始めた監督だからです。

でも、『Z -ゼット-』で静岡県牧之原市にスタッフ、キャストが数週間合宿して撮影した日々は非常に濃厚で、みんなの息がピタリと合っていたのは絶対です。
私は何も指示を出してないのにキャストのみんなが面白がって芝居を膨らませていたし、スタッフも大いに楽しんで撮った作品。

相原コージさんの原作のメッセージ性も奥深かった。

予算の少なさがどうしても感じられてしまう部分があるので、馬鹿にして受け付けない人もいます。いつもの鶴田らしくないスプラッタ描写が嫌いな人もいます。

でも、私と本作の仲間達が人生の一部を捧げたあの密度の濃い日々は、しっかり映画に定着しています。一度観てもらえればそのマインドは充分に受け取ってもらえると信じています。

6年が経ち業界を引退してしまったメンバーもいますけど、私の自慢の一作なのでこの機会に是非!

全国のレンタル店にもあまり置いてないし、配信も幅広く行われているわけではないようです。でも、Amazon Primeは配信してますね。
https://www.amazon.co.jp/…/ref=atv_dp_share_r_em_e38f68d15…/

IMG_7413 IMG_7416

【7日間、映画チャレンジ】、田中文雄プロデュース、山本迪夫監督『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』。

【7日間、映画チャレンジ】
●適当にゆる~くやりますので、毎日1本ではなく間が開く日もあるかと思います。
●「#stayhome のバトン疲れ」も報道されているので、お声がけはしないようにします。
●ただし、もしご興味がある方はご連絡をください。
///////////////////////////
ホラー専門監督なのにホラー映画を紹介してないことに気付いたので、六日目は『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』。

『血を吸うシリーズ』は、1970年、『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』、1971年、『呪いの館 血を吸う眼』、そして1974年、『血を吸う薔薇』の3作が作られた日本製怪奇映画の最高峰シリーズ。

後に作家に転じる東宝の田中文雄プロデューサーと、後に『太陽にほえろ!』を支えた山本迪夫監督との見事なコラボレーションが生み出した傑作ホラーで、2作目から登場した和製ドラキュラ、岸田森さんの怪演ぶりでつとに有名な作品です。

なのですが、私は岸田ドラキュラが活躍する『眼』と『薔薇』よりも、1作目の『血を吸う人形』を高く評価しています。

ところで、小学校3年の時に幽霊を見て、その後、『四谷怪談』や『牡丹灯籠』などの映画がテレビ放映されるたびに必ず観たのは、自分の見たものが本当に幽霊だったのかどうかを確認したかったからです。

そんな中、小学校6年の時に東京12チャンネル(現・テレビ東京)『木曜洋画劇場』で観たのが、ロバート・ワイズ監督『たたり』。幽霊は一切登場しないのですけど、作品そのものが幽霊のような映画でした。「3年生の時の恐怖感は、これだ!」と思い、なぜかホッとするような気持ちになったものでした。

しかしその後は、同様の恐怖を感じる映画やテレビドラマには出会えず、中岡俊哉編著『恐怖の心霊写真集』や巨匠つのだじろう先生の『亡霊学級』や『恐怖新聞』などの書籍やコミックに癒やされていたのです。

そして中学2、3年になったある土曜の午後、たまたま茶の間のテレビで観たのが『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』でした。
最初は、「どうせ、赤とか青の照明が当たって、お岩さんのようなメイクをした恐い存在が出てくるに違いない。それじゃ、自分の見た幽霊と違うから怖くないんだよ」と斜に構えて観ていたのです。

ところが、これは違う。

出てくる恐怖の対象は、白いネグリジェを着た髪の長い女で、おぞましいメイクなどはしていない。しかも、赤とか青の照明が当たることもないし、怖いシーンの表現に特撮的なことも一切やっていない。

それまで観てきた日本の怪談映画などとは恐怖表現がかなり違うのです。それに当時、最先端の技術で圧倒的な恐怖を作っていたハリウッド製の『エクソシスト』などとも違うのです。

その恐怖表現は自分が幽霊を見たときに近いものでゾッとしました。

私を含めたJホラー作家が「幽霊が怖い」として必ず言及する作品にジャック・クレイトン監督『回転』がありますが、山本迪夫監督はロバート・ワイズ監督『たたり』を含めてそのあたりの作品はしっかりご覧になって研究されていたと思います。

この『血を吸う人形』がヒットしたので、吸血鬼映画好きの田中文雄プロデューサーの意向が色濃く反映した『血を吸う眼』、『血を吸う薔薇』が作られて、岸田森さんの当たり役が誕生するわけです。特に『血を吸う薔薇』は映画としての完成度も高く評価が高い。
しかし、やはり私はこの1作目が大好きです。

ところで、私がはじめて手掛けたテレビ作品は1999年3月に放映されたオムニバス・ホラー、関西テレビ『学校の怪談 たたりスペシャル』の一編です。なんと、このオムニバスの中の一遍が田中文雄脚本、山本迪夫監督の『呪われた課外授業』という作品した。市川染五郎(現、十代目松本幸四郎)さんが吸血鬼を演じた『血を吸うシリーズ』の4作目のような作品だったのです。
打上げの席で山本迪夫監督にお会いできて、とても光栄でした。そして、おこがましくも上記の『血を吸う人形』を初めて観たときの衝撃をお伝えしたところ、大変に喜んでくださったのが良き思い出です。
ちなみに、私が担当した話は高橋洋脚本、岡本綾、鈴木砂羽、阿部サダヲ出演『たたり』という作品でした。ロバート・ワイズ監督に喧嘩を売ってますね(^_^;

山本迪夫監督は2004年8月に、田中文雄さんは2009年4月に鬼籍に入られました。
あらためてご冥福をお祈りし、日本映画に素晴らしいホラー・シリーズを残してくださったことを、この場であらためてお礼申し上げます。

では、また。
IMG_7409 IMG_7401 IMG_7403 IMG_7404 IMG_7410

【7日間、映画チャレンジ】、H2Bロケット9号機と新海誠監督『秒速5センチメートル』

【7日間、映画チャレンジ】
●適当にゆる~くやりますので、毎日1本ではなく間が開く日もあるかと思います。
●「#stayhome のバトン疲れ」も報道されているので、お声がけはしないようにします。
●ただし、もしご興味がある方はご連絡をください。
///////////////////////////
5日目です。
20年5月21日、種子島宇宙センターからのH2Bロケット9号機が打ち上げられました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl…

ロケットのことは詳しくないですが、その映像を見たら、やはりどうしても新海誠監督の『秒速5センチメートル』を思い出してしまいます。

「連作短編アニメーション」という冠がタイトル前に付いている本作は、第一話『桜花抄』、第二話『コスモナウト』、第三話『秒速5センチメートル』という三話の短編から成り立っています。
その中の第二話『コスモナウト』は種子島宇宙センターの近くに住む女子高生の淡く切ない恋物語なのですが、そのクライマックスでロケットが打ち上げられるわけです。

『ライトスタッフ』や『アポロ13』などで迫力満点のロケット発射は映画で観てきましたけど、青春映画にロケット発射がこうも見事にフィットするものかとただただ目を見張り魅了されました。

『ほしのこえ』の時から凄いと思っていましたけど、輝く才能の塊が新海誠監督ですね。

その後、『君の名は。』が空前の大ヒットになり、日本が世界に誇るアニメーション映画の巨匠になられたのは当然でしょう。

新海誠監督作品の素晴らしさについて語るのは、もはや野暮でしかないです。
なので、『秒速5センチメートル』を2007年公開時に鑑賞したときに、その興奮と悔しさを自分のサイトに書き留めていたのでそちらをお読みください。
http://www.howrah.co.jp/tsuruta2/?p=464#more-464

また、私がスーパーバイザーを務めていた「三鷹コミュニティシネマ映画祭」(一昨年より休祭)で2016年に新海誠監督特集と片渕須直監督特集を開催するという奇跡の上映会を行ったときに記した短い駄文もありますので、よろしかったらお読みください。
http://www.howrah.co.jp/tsuruta2/?p=1019

なお、私の小説『恐怖コレクター』はKADOKAWAの児童レーベル「角川つばさ文庫」から出ていますが、新海誠監督の小説もルビなどを振った児童向けバージョンが同レーベルから発売されています。
2016年、三鷹にお越しいただいたときに、新海監督が『恐怖コレクター』、私が『君の名は。』を持ってちゃっかり撮らせてもらった2ショットが今は宝物です。

それと、5月27日にいよいよ『天気の子』のディスクが発売されますね。それを最後に記しておきます。
https://www.tenkinoko.com/

では、また。
IMG_7389角川つばさ文庫『君の名は。』と『恐怖コレクター』

【7日間、映画チャレンジ】、『天使にラブ・ソングを…』と『野のユリ』。

【7日間、映画チャレンジ】
●適当にゆる~くやりますので、毎日1本ではなく間が開く日もあるかと思います。
●「#stayhome のバトン疲れ」も報道されているので、お声がけはしないようにします。
●ただし、もしご興味がある方はご連絡をください。
///////////////////////////
4日目は、『天使にラブ・ゾングを…』と『野のユリ』。

20年5月15日(金)21時から、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で放映された『天使にラブ・ソングを…』が世帯視聴率15・2%だったそうで驚きました。今は世帯視聴率10%を超えたらヒットと呼ばれているのです。それなのに15.2%! 1992年製作、日本公開1993年の古い米国映画がここまでの視聴率を取るとは日テレの皆さんも考えてなかったんじゃないですかね。

テレビの仕事をすると「視聴率! 視聴率!」と言われてしまって大変なんですが、私が企画から立ち上げたオリジナルビデオ『ほんとにあった怖い話』にフジテレビさんが注目して、稲垣吾郎、黒木瞳、中山美穂、杉本哲太、池脇千鶴(敬称略)らの豪華キャストの単発オムニバスドラマに飛躍したのが1999年8月。この時の視聴率は18.8%だったのですが、プロデューサーは「物足りない結果だった」と嘆いていたのをいまだによく覚えています。『ほん怖』とよく混同されるフジテレビ系『世にも奇妙な物語』は当時、20%以上を当たり前に取っていたからです。それから20年、今は10%を超えると大喜びですから時代は変わりました。

閑話休題。

今回の『天使にラブ・ゾングを…』の放映は公式サイトで「見たい映画」の人気投票を視聴者にして上位に上がったので夜9時のゴールデンタイムに放映したそうです。新鮮な話題作とか、人気スターが出てるとかそういうことではない「面白い作品」という単純な理屈で視聴者は見てくれるという事ですね。作り手としては希望が持てます。そういえば、日テレさんは4月18日には大林宣彦監督、追悼で『時をかける少女』を放映してくれて映画愛が感じられて、とても感謝です。

さて、『天使にラブ・ゾングを…』については今さら多くを語る必要は無いでしょうし、私より詳しい方がFacebookユーザーには沢山いらっしゃるでしょう。

でも、『新幹線大爆破』を観たら『ブラック・サンデー』を思い出すように、この映画を観ると1963年のシドニー・ポワチエ主演、ラルフ・ネルソン監督『野のユリ』を思い出してしまうのです。

シドニー・ポワチエが黒人でありながら史上初のアカデミー賞主演男優賞を受賞した作品なので、若い方でも映画好きならばタイトルくらいはご存じかと思います。

気ままに一人旅を続ける黒人青年ホーマーが車の故障で立ち寄った寒村の一軒家には、教会を建てようとしている修道女たちが居た。彼女たちは東ドイツから亡命してきたので言葉もろくにしゃべれず、体力もお金も無い。マリア院長は、ホーマーを「神が使わした者」と信じて強引に教会建設を手伝わせてしまう。最初は嫌がっていたホーマーだけど、次第に修道女たちや村の人達とも親しくなり、教会作りに夢中になっていく。

『天使にラブ・ゾングを…』は白人の修道女たちの教会に黒人女性デロリスが入り込んでくる話ですが、こちらは白人修道女のところに黒人男性が来るわけです。そして、前者のデロリスは修道女達に歌を教えるのわけですが、『野のユリ』のホーマーは修道女達に英語を教えて、さらに「AMEN(エイメン)」というゴスペルお教える。

白人修道女たちのところに現れた黒人によって、ミサに訪れる者もいない不人気の教会が大人気になる『天使にラブ・ゾングを…』。一方、教会を建てることが出来る『野のユリ』。

設定が似てますでしょ?

でも、『天使にラブ・ゾングを…』は元々、映画『ローズ』に主演して様々な賞にノミネートされたベッド・ミドラーの主演を想定して書かれた脚本だったと聞いたことがあります。ミドラーは白人です。そうなると『天使にラブ・ゾングを…』は『野のユリ』にヒントを得たものではなかったのかもしれませんね。

ところが、ベッド・ミドラーが降りてしまったためにウーピー・ゴールドバーグに打診。白人女性のミドラーから、ウーピーに代わるので、脚本の改稿が必要になり、その時に雇われたのがメリル・ストリープ主演『ハリウッドにくちづけ』の原作&脚本で作家として評価されていた女優キャリー・フィッシャーだったらしいです。ウーピー主演と聞いてキャリー・フィッシャーは『野のユリ』を想起して近い感じのものに書き直した……?
いや、完成作品にフィッシャーはクレジットされてないですからね。
単なる一映画ファンの、「そんなだったら素敵だな」という勝手な夢想です。

ところで、『野のユリ』の「エイメン」はまさに名曲で一度聴いたら忘れられないし、クライマックスでホーマーと修道女達が熱唱するわけですけど、この時のシドニー・ポワチエとマリア院長を演じた女優リリア・スカラの台詞無しの表情だけの芝居が見事すぎて、何度観ても目が潤んでしまいます。

『野のユリ』を今調べた限り、配信が無さそうですが、DVDは出てるのでご興味もたれましたらご覧になってみてください。

ちなみに、下記はシドニー・ポワチエがアカデミー賞を受賞した瞬間の映像。歴史が代わった瞬間の映像でもありますね。プレゼンターの女優アン・バンクロフトの笑顔がまぶしいです。
https://youtu.be/qCzTyxXPy1o

では、また。
IMG_7371