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『Another 2001』を綾辻行人さんからいただきました。ありがとうございます!

ホラーミステリー界の今年最大の話題作『Another 2001』を綾辻行人さんからいただきました。ありがとうございます!

ちゃんと読んでから紹介をと思ったものの、何しろこの分厚さの超大作。謎の美少女、見崎鳴との再会を存分に堪能できそうですが、読破に少々時間もかかりそうです

自作『恐怖コレクター』と並べてみて気が遠くなりました
というか、この数年、見よう見まねで小説家をやらせていただいておりますが、ぶっちゃけ文書だけで何かを表現するのは物凄くエネルギーが必要でして……。

そんなわけで、取り急ぎ、まずはご紹介のみ。

9月30日発売です。


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10月2日発売、BD『ゾンゲリア』の商品見本を頂いた! 感激!

BD『ゾンゲリア』の完全新録吹替え版の収録が楽しみだ!

と騒いでいたら発売元のニューラインさんから商品見本を頂いてしまった。感謝!

早速、吹替え版を堪能させていただいた。

それに続いて2003年に製作された特殊メイクのスタン・ウィンストン、脚本のダン・オバノン、端役出演のロバート・イングランドのインタビューを拝見。
(このインタビュー映像の製作総指揮はWilliam Lustigとクレジットされていたのだけど、『マニアック』や『マニアック・コップ』の監督と同一人物かしら?)

既にウィンストン、オバノンのお二人が鬼籍に入られているのが残念だが、貴重な内容で大変に勉強になりました。

オバノンは「この作品の脚本はちょっと手を入れただけだから、実は名前を貸しただけだ」と言っていたり、ロバート・イングランドが「リサ・ブロントが本当に魅力的でね。恋心を持ったよ」と臆面もなく話をしていてちょっとドキドキしましたね。
あと、イングランドは「『ビッグ・ウェンズデー』は出演時は編集がダメだと思っていたが、今は名作になっている。作品の評価は時間が経ってみないとわからない」とか言ってますね。この人は歯に衣着せずにしゃべる人だから、まあ、イングランドらしいインタビューで面白かったです。

で、『ゾンゲリア』と言えば、看護師役リサ・ブロント嬢の目玉に注射針をぶっ刺すシーン。このスタン・ウィンストンの証言が非常に興味深かったですね。

(以下、ネタバレになるので未見の方は無視してください。)

実は以前から、包帯巻きになっている役者が全て作り物ではないかと思っていたのだけど、やはりウィンストンが当時の技術の粋を集めて作ったパペットだったのですね。
ウィンストンは恐怖におののく患者の目玉に注射針を刺すショットをワンカットで撮れるようにしていたわけです。
しかし、ゲイリー・A・シャーマン監督はそのギミックを採用しなかった。
要するに、ワンカットで撮ると針をぶっ刺す芝居が不安定になるので、それを避けるために監督は刺すカットだけは逆回で撮ったわけです。
つまり目に刺さっている注射針を引き抜く芝居を逆回すれば、上映時には注射針はシャープに目玉に刺さるわけです。
もちろん今なら、逆回で撮ったショットと正回で撮ったショットをデジタルで繋げることも不可能ではないですが、1981年当時では無理でしたからね。
でも、せっかくワンカットで撮れる準備をしたスタン・ウィンストンにしてみると屈辱だったでしょう。
しかし、「当時、それが納得できなかったけど、今は監督の判断が正しかったと思う」と語っていて、ちょっと泣けました。
現場ではスタッフのこだわりと、監督の判断がかみ合わなくて揉めることが結構あるんですよね。

一方、車の中で逆さまになっていた焼死体の顔が突然、悲鳴を上げるショッキングなショットは、監督が逆さまではなく正対している方が良いと言い出して、これも相当に揉めたようですね。

あと、殺されたヒッチハイクの女の子が蘇生するショットのギミックは、自分のホラー映画でも応用しているけど、今観るとかなり間が空きすぎていて仕掛けがバレバレですね。

全体としてはとても好きな作品なので腐したくはないのだけど、優秀なスタッフが揃っていたのに、監督の技量がそれを生かし切れなかった感じが否めないですね。

ウィンストンの次の作品が『ターミネーター』。キャメロンとの仕事が高い評価を得たのは言うまでもないことです。

関わるスタッフ、キャストを生かすも殺すもやはり監督の技量次第だと思ってしまったりしました。

いずれにしても、『ゾンゲリア』を数十年ぶりに綺麗な画質と、日本語吹き替え、そして貴重な特典と共に再見出来て幸せです。

10月2日発売です。
ゾンゲリア1 ゾンゲリア2 ゾンゲリア3

『事故物件 恐い間取り』、「怖い」から解放されて「面白い」を追求した娯楽ホラー映画の傑作!

『事故物件 恐い間取り』鑑賞。

「怖い」という呪縛から解放されて「面白い」をのびのびと追求した娯楽ホラー映画の傑作。

売れない芸人が不本意な仕事を引き受けたことから運良く成功。ささやかな恋も芽生えて順風満帆に思えたが、その仕事のせいで怖ろしいことに巻き込まれてしまう。
ハリウッド映画の定石とも言えるストーリー展開と、テンポの良い演出と芝居で最後まで一気に見せてしまう娯楽性が素晴らしいです。

中田秀夫監督ほか、関係者の皆さんに脱帽。

これはヒットして当然ですね。

『テネット』全米大ヒットスタートとのこと。映画館と映画作家を大切にしてくれるワーナー・ブラザース映画!

何度も公開が延期されてきた『テネット』が先週末から全米公開されて、大ヒットスタートみたいですね。

WB(ワーナー・ブラザース)は本作に限らず『ワンダーウーマン1984』などの新作を「劇場公開する」と宣言してますから、頼もしいです。

以下、大昔の話です。

東京都三鷹市で映画館を経営してきた、私の父は「三鷹大映」、「三鷹東映」と邦画の封切館(※参照)を営んでいましたが、70年代にそれが行き詰まり、1977年から名画座「三鷹オスカー」を始めました。

洋画上映も、名画座としての運営も初めてですから、冷たくあしらってくる洋画メジャーもあった中でWB日本支社は色々と便宜をはかってくれました。

当時、名画座にほとんど出していなかった『レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ』や『エクソシスト』を新参者のうちの劇場に出してくれたのです。

結果、三鷹の商店街に観客が行列を作る大ヒットになり、名画座「三鷹オスカー」を大衆に認知してもらうことが出来ました。

WBは映画館を大切にしてくれる映画会社だと思っています。

しかも、WBはキューブリック、イーストウッド、そしてノーランなどの作家を大切にする社風もある。

WBにはとにかく頑張っていただきたいと常に願っております。

※「封切館」というのは、新作映画を最初に上映する劇場です。

脚本家、桂千穂さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

脚本家、桂千穂さんのご逝去の報を受けた。

6年前、2014年6月22日の自分の投稿の通りの事情で、ご自宅にお邪魔して親しくお話をさせていただいた。この後、あらためてご連絡を頂いたので再度お邪魔したこともある。

アニメ『幻魔大戦』の裏話や、大林宣彦監督との関係、企画倒れになった『大魔神』のリメイクなどなど、私が子供の頃から憧れを感じていた映画業界のあれこれについてあらためて勉強させていただいた。

話の流れの中で祖父が旧・大映撮影所所長だった鶴田孫兵衛であるとお伝えしたら、「そりゃ、君に才能があるのは当たり前だ。映画をしっかりやりなさい」ともおっしゃっていただいた。直接の仕事の付き合いはなかったようだが、祖父のことをご存じでちょっと嬉しかった。4年前、中国映画界から誘いを受けたので「中国に行ってホラー映画を撮ってきます」と年賀状に記したら、「それは素晴らしいけど、相変わらず日本映画界の目は節穴だね。君のような才能を中国に行かせてしまうなんてね」とお言葉を頂いた。ありがたかった。帰国後、中国映画の撮影現場の様子を土産話にご自宅にお邪魔しようと思っていたのだが、ついつい時間が過ぎてしまい今日になってしまった。葬儀は近親者で済まされたとのこと。

本当に残念です。ありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。

以下、2014年6月22日、鶴田法男Facebookの投稿。
https://www.facebook.com/norio.tsuruta/posts/718747751539546

アニメ『幻魔大戦』、大林宣彦監督『HOUSE ハウス』、『ふたり』、市川崑監督『女王蜂』などの脚本家・桂千穂さんが私を褒めてくれているとある出版編集者から教えられて、慌ててお礼の手紙を送ったら肉筆で「貴兄のクレイジーなファンです」という返信をいただき思わず目が潤み、その後、『Z~ゼット~果てなき希望』の試写にご来場くださり、気が付いたら昨日は桂さんのご自宅にお邪魔していました。まったく夢のような怒濤の展開です(^^)。桂さんは脚本家を引退されているのですが、いまだ映画関係の本など出されているので、それをちょっぴりお手伝いするはずだったのですけど、後半は書庫に案内されてAVラックに綺麗に並んだ2000枚を超えるというLDとDVDのジャケットを眺めつつ映画談義をさせていただきました。まさに至福の一時です。何を話したかは私だけの宝物ですからここには記しません。写真の赤と黄のデザインの本は最近出版された桂さんが偏愛する映画を紹介するムック本です。わがままな内容で面白いです。私の『リング0~バースデイ~』、『案山子/kakashi』も取り上げていただきました。
それで『Z~ゼット~果てなき希望』に関して「面白かった。あのアイパッチの娘が良いね。ああいう娘がバッタバッタと悪霊をやっつける作品を作りなさいよ」とお言葉をいただきました。ありがとうございます。去年のTVドラマ『悪霊病棟』はそのコンセプトだったのですが、とにかくそのお言葉をいただけただけで深く感謝するばかりです。

桂千穂さんと2014年

2014年6月22日、桂千穂さん(右)と私(左)。桂さんのご自宅前で。

桂千穂カルトムービー

桂千穂さんの著書。鶴田の『KAKASHI/案山子』や『リング0』を賞賛してくださいました。