話題の『恐怖心展』(9月15日迄)に行ってきた!
報告が遅れましたが、「株式会社 闇」荒井丈介社長のお誘いを受けて、話題の『恐怖心展』に今週行ってきました。
今月末までだった開催期間があまりの人気に来月15日迄延長されたという盛況で平日昼なのに会場内は若者でいっぱい。
写真撮影、動画撮影が基本OKなので色々と撮ってきましたが、こうやって掲載してみると何が怖いのかと思われるかもしれませんね。
しかし、コンセプトを持ってこの会場で展示されると恐怖の深淵を探る非常に興味深いオブジェになるわけです。
「夜の窓」、「天井の染み」、「部屋の隅の暗がり」、「入浴時にシャンプーをしている時の背後」が突如、理由もなく怖く感じたことは皆さんもあると思います。
1990年代初頭に発売し「Jホラーの原点」と呼ばれている、自作、オリジナルビデオ(OV)版『ほんとにあった怖い話』が描こうとしたのは、そんな「日常の中のささいな恐怖」でした。
それをあらためて体験できるのがこの『恐怖心展』だと思います。
私のOV&フジテレビ『ほん怖』を鑑賞した多くの人が、ご自分や身近な人々の心霊体験、怪奇体験を語り出すのが常です。
面白く思ったのは、『恐怖心展』の来場者の多くの人々も展示物の前で、「私はこんな体験をしたことがある」と語り合っていた点です。
普段はスルーしてしまっている日常の不可解や不思議にあらためて気づくと、それが嫌悪するものであっても価値観や人生観に変化をもたらし、視野が広がる時があります。もしかしたら、それがご自分の人生を豊にするかもしれません。
そんな事をあらためて思った『恐怖心展』でした。
なお、本展覧会の仕掛け人である「株式会社 闇」副社長、頓花聖太郞氏、怪談作家「梨」氏、テレビ東京、大森時生氏の鼎談が掲載されたパンフレットも非常に興味深かったです。
渋谷BEAM4階/BEAMギャラリーにて、9月15日迄。
朝日新聞出版の原作漫画『HONKOWA』は、新作満載の判型の大きいものと、過去作も載せる「ASスペシャル」の2種類が2ヶ月に1回発刊。
今回のフジテレビ『ほん怖』の放映で私、鶴田法男がドラマの多くを監督していたこと、また、1991年に私が原作の実写化を企画し、OV(ビデオ専用映画)として発売したのが発端だったことを知った方も多いようでありがたく存じます。
なお、朝日新聞出版の原作漫画『HONKOWA』は、新作満載の判型の大きいものと、過去作も載せる「ASスペシャル」の2種類が2ヶ月に1回出てます。
最新号はこちらです。詳しくは下記URLを。
フジテレビ『ほん怖』、鶴田法男演出作品全リスト。
フジテレビ『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2025』をご覧頂きありがとうございました。
私は1991年に朝日新聞出版(旧・朝日ソノラマ)の同名コミックを実写ドラマ化するOV版(ビデオ専用映画)『ほん怖』を企画から立ち上げました。
それが1999年からフジテレビのドラマに発展し、メイン監督としてずっと撮り続けてきました。
今、フジテレビ版の自分の演出作だけをリストにしてみたら120作品(2作品は共同演出)ありました。
現在、フジテレビ版は220作品あるということですので、半分以上を私が撮ってきたことになります。
ですが、私は新たなステージに挑戦をしたく2016年を最後に現場から退いています。
これからもフジテレビ『ほん怖』は続くと信じております。
今後は、1999年の1作目から参加している三宅隆太監督や、私の助監督を長年努めてくれた森脇智延監督他が撮り続けてくれると思います。
今後もフジテレビ『ほん怖』をどうぞよろしくお願いします。
なお、現在の私が力を入れている角川つばさ文庫の『恐怖コレクター』、『呪ワレタ少年』他の小説。
そして映像作品では、昨年、CWFさんのご助力でデジタルリマスター版の公開が実現した『亡霊学級』(原作:つのだじろう)、中国に招かれて監督した『戦慄のリンク』などが配信中です。
これらの私の仕事にもご注目を頂ければ幸いです。
鶴田法男 Wikipedia
『ほん怖2025』の唯一の新作『或る訳ありの部屋』(主演:出口夏希)の監督は森脇智延、脚本は三宅隆太!
今年の『ほん怖』の完全新作が発表。でも、作り手についてやはり言及が無いですね。脚本は1999年の 1作目から関わる三宅隆太、そして演出は今や『ほん怖』の大ベテラン、森脇智延監督という安定のコンビ。楽しみです。
綾瀬はるかさんと『ほん怖』との歴史は意外と古いです。『怨みの代償』。
【ほん怖トリビア⑥】
今年のフジテレビ『土曜プレミアム・ほんとにあった怖い話 夏の特別編2025』(16日、21:00~23:10)で放映される『怨みの代償』(演出:鶴田法男 脚本:三宅隆太 出演:綾瀬はるか、市川由衣、入山法子)は、2009年の『10周年スペシャル』で放映された作品です。つまり、佐藤健さん主演『顔の道』と同じ時に放映されました。この4年後に日本が誇る世界の巨匠、黒沢清監督の『リアル~完全なる首長竜の日~』(2013年)で綾瀬はるかさんと、佐藤健さんのお二人が共演されていて感慨深く思いました。
さて、フジテレビ『ほん怖』も今年で26年になるので様々な作品を放映してきましたが、この『10周年スペシャル』の頃は、「幽霊が怖い」作品を皆さんにお届けしていました。これは、フジテレビ版の前身になるオリジナルビデオ版『ほん怖』(91~92年)の時から変わりません。それは私が小学校3年の時に幽霊を見た記憶があることに起因しています。(詳細下記)。ですから、「人間が怖い」からひきおこる本作は異色作でした。
さて、綾瀬はるかさんと『ほん怖』との歴史は意外と古いです。2003年放映の『春の恐怖ミステリー ほんとにあった怖い話』の中でえなりかずきさん主演『闇からの電話』の助演で出演してもらったのが最初で、その翌年、2004年にレギュラーシリーズ化された際に『横断歩道奇譚』に主演してもらい、そして本作で3度目の出演でした。ありがたいことに、この3本共に私の演出でした。
『闇からの電話』の時は新人さんでしたから、私が芝居を付けないと戸惑っている時がありました。ですが、『怨みの代償』の時は、私が何も言わなくても的確な芝居をしてくれて感心することしきりでした。
また、体調を崩して不眠になってしまう展開なので、中盤からは「やつれメイク」をしています。これは、ご自分がメイクさんと相談をして自主的にやっていたことでした。実は、事前の打ち合わせで「やつれメイク」をお願いするのを私はすっかり忘れてしまったのですが、このシーンの撮影の時にこのメイクで現場に来てくれたので大変に感謝しました。
ところで、この作品は「神奈川県」のテロップが出ますが、実際は「三越千葉店」でロケをしています。残念ながら同店は2017年に閉店しているので、千葉にお住まいの皆さんは懐かしく思われるでしょう。
それと、最後は明治神宮前駅の出入り口付近でロケをしています。あそこに映っている通行人はすべてエキストラさんです。『ほん怖』の大元は私が企画から立ち上げた超低予算のオリジナルビデオ(ビデオ専用映画)でした。オリジナルビデオの時は、人通りの多い町中で撮影する場合、「盗み撮り」をしてました。つまり、町の人からクレームが付いたり、場合によっては警察が来てしまうこともあるわけなのでヒヤヒヤで撮影をしていたものです。しかし、フジテレビ『ほん怖』では、撮影許可をしっかり取って、通行人役のエキストラさんに来てもらい落ち着いて撮影していたのでありがたかったです。
なんで、こんなことを書いているのかというと、実は、オリジナルビデオ版『ほん怖』の製作会社JHV(ジャパンホームビデオ)がこの明治神宮前駅の目の前にあったからです。フジテレビのロケでこの周辺をよく使うので、たまたまここでロケしたのですが、撮影中に「『ほん怖』のオリジナル版を作った会社は直ぐそこだよ」とスタッフに話したことを思い出しました。JHVは別場所に移転しましたが、オリジナルビデオ版は数年前にDVDが再販されたので以下にご案内しておきます。
フジテレビ『ほんとにあった怖い話』公式サイト