【7日間、映画チャレンジ】、鶴田法男監督『Z-ゼット- 果てなき希望』。
【7日間、映画チャレンジ】
●マンガ家で、タレントブランディングアドバイザーである神崎 将臣さんからバトンをいただいた【7日間、映画チャレンジ】。
●最終日です。
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最後なので自作を紹介させてください、『Z-ゼット- 果てなき希望』。
J-WAVEが立ち上げた音声配信サービス、SPINEAR(スピナー)で私の脚本・演出のサウンド・ホラー『THE PARANORMAL TELLER(ザ・パラノーマル・テラー)』が全編無料で絶賛配信中です。
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このラジオドラマの『Room No.604』の詩音役・櫻庭由香里、ジロー役・ガイモン、『Wonderers In The Dark Woods』の塁役・久住翠希、『Man In The Instant Photo』の麻美役・小原徳子(元・木嶋のりこ)、『Haunted Place』の明美役・田中みはるの5名は『Z-ゼット- 果てなき希望』のメインキャストです。
制作会社から「『ヒッチコック劇場』ならぬ『鶴田法男劇場』をやりたいんです」と言われたときに、ラジオドラマなんて経験が無いのでヤバいことになったと焦ったものの、私の気心の知れたキャストを多数起用したいという願いをプロデューサーの皆さんが受け入れてくれたので、だったら『Z -ゼット-』の連中を一挙に連れてきてしまおうと思ったのでした。
たぶん、『Z -ゼット-』は自作の中で最も知られていない映画の1本なんじゃないかと思います。
なにしろ、ただでさえ超低予算の単館公開作品なのに、2014年の公開初日がUSA版『GODZILLA ゴジラ』とモロかぶりになり、いつの間にか公開されて終了していたという残念なことになったのです。
それに、ゾンビ映画は自分のフィルモグラフィーの中ではかなり異質です。
80~90年代前半、ホラーと言えばスプラッタ・ホラーだった時代に、「残酷描写は無くてもホラーは作れる」と反発をして、オリジナルビデオ版『ほんとにあった怖い話』を筆頭に幽霊をモチーフにしたホラーを作り始めた監督だからです。
でも、『Z -ゼット-』で静岡県牧之原市にスタッフ、キャストが数週間合宿して撮影した日々は非常に濃厚で、みんなの息がピタリと合っていたのは絶対です。
私は何も指示を出してないのにキャストのみんなが面白がって芝居を膨らませていたし、スタッフも大いに楽しんで撮った作品。
相原コージさんの原作のメッセージ性も奥深かった。
予算の少なさがどうしても感じられてしまう部分があるので、馬鹿にして受け付けない人もいます。いつもの鶴田らしくないスプラッタ描写が嫌いな人もいます。
でも、私と本作の仲間達が人生の一部を捧げたあの密度の濃い日々は、しっかり映画に定着しています。一度観てもらえればそのマインドは充分に受け取ってもらえると信じています。
6年が経ち業界を引退してしまったメンバーもいますけど、私の自慢の一作なのでこの機会に是非!
全国のレンタル店にもあまり置いてないし、配信も幅広く行われているわけではないようです。でも、Amazon Primeは配信してますね。
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