『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は『七人の侍』以来の大ごとじゃないかと!
光栄なことに真木太郎プロデューサーからお誘いを頂き、
一般向けには「東京国際映画祭2019」でしか上映され
この尺を聞いて尻込みする方がいらっしゃるかも知れませ
2時間40分がいつまでも終わって欲しくなかったし、早
戦時下の呉と広島の物語で、辛い世界が描かれているのに
もはや別物の作品と言っても過言ではありません。
追加された様々によって既に熟知している物語や人物、小
短いバージョンも長いバージョンも共に大傑作というのは
まだ2時間50分版が完成していないのに時期尚早ですが
とにかく、12月20日が心底楽しみです。
それにしても、すずさんとリンさんの2ショットのチラシ
https://2019.tiff-jp.net/
鶴田法男監督の中国映画『网络凶铃(網絡凶鈴)』12月6日(金)本国公開(予定)!
待たせしました!!
私の中国映画『网络凶铃(網絡凶鈴)』が12月6日中国公開(予定)と発表されました。
中国の皆さんがタイトルを発音すると「ワングーシャンリン」と私の耳には聞こえますが、意味としては「ネットワークのリング」です。
映画『リング』の中国題名が『午夜凶鈴』なので、それに引っかけたタイトルです。
約10年前に中国国内でベストセラーとなったスリラーホラー小説「她死在QQ上」(彼女、QQで死す)の実写映画化です。当初は『QQ上的訪客』のタイトルで製作に着手しましたが、諸事情で『リング』の二番煎じ的タイトルになってしまったのがちょっと残念です。
でも、私は「Jホラーの父」ですから、堂々と「貞子」っぽい存在をガンガンに描いたのも事実。
「Jホラーの歴史」や、「鶴田法男の実績」を知らない人は『リング』の「真似」とか、「二番煎じ」と批判するかも知れませんが覚悟の上です。
それに、それ以上の新しい映像表現、恐怖表現、映像芸術表現にも取り組みました。
原作には無い、私の映画作家としての野心でしかなかったのに、それを許してくれた原作小説の作家、馬氏、そして、成功するかどうか分からない私の挑戦にこころよくお金を出してくれた盛プロデューサー他の中国の皆さんにとても感謝しております。
まず中国で公開されないことには日本に輸入することが出来ません。
日本の皆さんには、『网络凶铃』が12月6日に滞りなく中国公開され、それが成功をおさめるように温かく見守っていただけると幸いです。
※下記に中国サイトのURLを記しますが、閲覧不可能な方のためにスクショや場面写真、原作本の表紙を挙げておきます。
http://www.sohu.com/a/348923858_745022

『ジョーカー』は現代のマカロニウエスタン?
TV『ローハイド』終了後、人気下降のクリント・イーストウッドを主演に、内容は黒澤明監督『用心棒』をパクって、正統派西部劇に見紛うように作られたイタリア映画『荒野の用心棒』が大ヒットした時の雰囲気はこんな感じだったのだろうか。
上映終了後、若者で満杯の新宿の劇場を見回して、そんなことを思った。
ホアキン・フェニックスはエッジの効いた優れた作品に出てきたけど、この600席近くを埋めている若者のほとんどは今まで知らなかっただろうし、本作がパクったとは言わないが、明らかに意識している『タクシー・ドライバー』や、『キング・オブ・コメディ』も観たことはないだろう。でも、これは「バットマン」、「ワンダーウーマン」などの正統派のDCコミックのキャラクター映画なんだよ。
そう言えば、『ワンダーウーマン』は明らかに『ローマの休日』をパクって、いや、参考にして優れた娯楽映画に仕上げていた。
マーベル=ディズニーが健全なジョン・フォード、ハワード・ホークス、ジョン・スタージェス、ヘンリー・ハサウェイ監督の西部劇だとすると、DC=ワーナーは「不良性感度」抜群なセルジオ・レオーネ、セルジオ・コルブッチ、ドッチョ・テサリ監督らのマカロニ・ウエスタンなノリで進む気なのか。
とすると、今まで見損ねてもさして気にしていなかったDC=ワーナーのすべての作品をしっかり観たくなるし、愛おしくなってしまう。
それと、クリント・イーストウッド監督・主演『許されざる者』が公開された頃は若造だった私などが「凄い映画だ!」と口々に絶賛していたら、淀川長治さんは「こんな映画は昔はごまんとあった。絶賛するあんたらは映画を知らなさすぎる」と発言していて傷付いたけど、今、『ジョーカー』を観て「必見のヤバい映画!」とか言う若造には、スコセッシ=デ・ニーロ作品だけでなく、ハーヴィー・カイテルの『マッド・フィンガー』や『バッド・ルーテナント』、それに、『フェイド・トゥ・ブラック』、『仁義の墓場』、『暴行切り裂きジャック』、『箱の中の女 処女いけにえ』等などを観てから言えよ、と言いたくなってしまう。『ジョーカー』よりも、これらの作品の方が主人公も狂ってるし、描かれる世の中も狂ってますよ。
まあ、しかし、最近は魅力薄だったハリウッド・メジャー作品の中でも『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に続いて語りたくなる映画ではありますね。
ついでに言うなら、世界を制覇したローマ帝国を、カルタゴのハンニバルが蹂躙したように、ハリウッドを制覇しつつあるディズニー帝国をワーナーに蹂躙してもらいたいと記しておきます。
ハリウッド・メジャーが、安心して見られるおさまりの良い映画ばかりでは映画館に行く意欲が失せます。
http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/
『ほん怖 傑作選』解説、『顔の道』、『押し入れが怖い』、『誘いの森』、『恨みの代償』ほか。
2019年10月12日(土)、フジテレビ(13:30~15:25)で、『ほん怖 傑作選』放映。
https://www.fujitv.co.jp/b_hp/honkowa_sp/index.html
●『怨みの代償』(09/主演:綾瀬はるか、演出:鶴田法男)
『10周年SP』の一話。新人だった綾瀬はるかさんは、『闇からの電話』(03)、『横断歩道奇譚』(04)に出演。でも、’09年には既に大女優さんでした。それなのに新人なのに起用した『ほん怖』に恩義を感じてくれていたようで、出演を快諾してくれて嬉しかったですね。
『15周年SP』の一話。『ほん怖』で必ず登場するのは「幽霊」だけど、その次に頻繁に登場するのは「車」。『ほん怖』のお陰で車の撮影にかなり慣れました。本作は昔からある典型的なタクシー怪談をドラマ化。
坂上忍さんとは以前から間接的にお付き合いがあったので初仕事なのに楽しい現場でした。
なお、あのラストは私ではなく後藤博幸Pの要望です。
●『行きずりの紊乱者』(04/主演:上野樹里、演出:星野和成)
紊乱者は「びんらんしゃ」と読みます。非常に高尚で魅力的なタイトルが原作コミックには多いです。本作はその最たる例です。そして、これも車モノです。
星野監督は今年の『ほん怖』で、『誰にも言えない』(主演:鈴木保奈美)を担当。
●『押入れが怖い』(16/主演:中島健人、演出:鶴田法男)
昔から押し入れの怖さを描きたいと思っていたので、原作漫画誌にぴったりの体験談が掲載された時は「これだ!」と思いました。しかも、ある不動産関係の心霊写真がネットで評判になっていたこともあったので制作することに。
当時、中学生だった私の娘が中島健人さんのファンだったのでお声がけしたら、中島さんも『ほん怖』の大ファンだったので相思相愛で完成した作品。数ある自作の中でも高い完成度の『ほん怖』だと思ってます。
なお、押し入れを養生テープで塞ぐのが妙に話題になりましたが、引っ越して間もなくの設定なので、手近なところにあるのは養生テープがリアルと思ったのですが…。
●『誘いの森』(14/主演:島崎遥香、演出:鶴田法男)
『15周年SP』の一話。本作については下記にセット写真を掲載しつつ裏話も語っています。
●『迷い道に憑く女』(18/主演:平祐奈、演出:下畠優太)
真っ昼間の道を幽霊が走るのは、私が演出した‘12年の『右肩の女』(主演:岡田将生)とこの作品しかないと思います。
私のフジテレビ『ほん怖』の他、映画『POV~呪われたフィルム~』(12)にも助監督で参加してくれた下畠優太監督作品。
下畠監督は今年の『赤い執着』(主演:中条あやみ)を演出。
●『顔の道』(09/主演:佐藤健、演出:鶴田法男)
『真夜中の徘徊者』(03/主演:阿部寛)、『幽惑ドライブ』(07/主演:増田貴久)、と並んで再放送回数が多い人気作。この3本以外に怖い作品として頻繁に名前が挙がるのが、『黒髪の女』(05/主演:松浦亜弥)、『6番の部屋』(06/主演:堀北真希)、『あかずの間』(10/主演:坂口憲二)あたりでしょうか?
この全部が、私、鶴田法男の演出作品。
『顔の道』は原作の鯛夢さんの漫画が秀逸で色々とインスパイアを受けました。
また、屋敷に入るくだりの演出は『悪魔のいけにえ』風にしようと思って撮ってましたね。
なお、『顔の道』が放映された2009年8月25日に某マンションで撮影した動画をアップします。
この数年前に窓を開けてリアルタイムで『ほん怖』を観ていたら悲鳴が飛び込んできたのです。『顔の道』には自信があったので放映時にマンションの廊下で撮影したら案の定……(^0^)
そして今夜21:00、『20周年スペシャル』放映!
なんと! フジテレビ『ほん怖』公式サイトに、『ほん怖』全作品リスト、掲載!
フジテレビ『ほん怖』公式サイトに、「全作品リスト」掲載!
放映日(発売日)、題名、主演、出演、演出(監督)、脚本家が分かります。






