2023年9月20日
カテゴリー | 寝言
見事な演技で自作『予言』(2004年、原作:つのだじろう『恐怖新聞』)をレベルアップさせた子役、井上花菜はミュージカル女優に成長し大活躍中。
失礼ながら、こんなに見事で素晴らしいミュージカルだと思っていなかったので、今も高揚感が抜けない。
東急シアターオーブという大劇場で、この見事な大作ミュージカルで、『予言』のあの少女が重要な役を担当していて、なんというか感慨深い。
それにしても、1997年の20世紀FOXアニメを元にした本作はあまりに素晴らしすぎ。メグ・ライアン、ジョン・キューザックがVCを担当したオリジナルはむろん観ているのだけど、「こんなに面白かったかしら?」と思うくらいにこの舞台は一瞬たりとも飽きる瞬間が無くすっかり魅了されました。
失礼ながら、葵わかなさんがこんなに歌唱力が高いと思ってなかったし、その他のキャストの芝居も完璧。特に大澄賢也さん、堀内敬子さんの愛を確かめ合う芝居は巧みで場内がわきましたね。
美術も衣装も魅惑。
Wキャストなのでもう一度観たいけど、それなりのお値段なのが悩みどころ。
2023年9月18日
カテゴリー | 寝言
今年、二十歳になった娘の前で、このミルクコーヒーにストローを刺そうとしたら「ベビタッピ!」と言われて理解が出来ず困惑するオヤジです。原宿のドリンク店がバズらせた言葉と教えられて勉強になりました。
ウチの娘は結婚17年目、私も家内も40歳過ぎに来てくれた子供で、でも、家内の年齢が年齢だし、自分は当時は全く仕事が無かったから不安だらけでしたけど、成るように成れの精神でやってきて、ここまではなんとかなりましたね。
自分は映像人間で、活字は苦手だと思っていたのに、現在80万部突破の小説『恐怖コレクター』シリーズや新作『呪ワレタ少年』を佐東みどりと共作で書き始めたキッカケは、小さかった娘が私の『ほん怖』等の映像ホラーを怖がって見てくれないのに、『学校の怪談』、『怪談レストラン』等の本は読むので、ホラー小説に取り組んでみようと思ったのがキッカケでした。
その時は、娘が喜んでくれればと思っていただけで、KADOKAWAとは言え『恐怖コレクター』がこんなに売れるとは思ってなかったし、『怪狩り』『呪ワレタ少年』の他、岩崎書店の『みんなから聞いたほっこり怖い話』等の作品を次々に世に出せるとも全く思っていませんでした。
2023年9月13日
カテゴリー | 寝言
ことのところのジャニー喜多川氏の性加害問題の報道を見ていて思うことを記します。
数ヶ月かけて書き上げた若い女性が主人公のドラマの脚本を、「ジャニーズを主演にしたいから男性に書き換えて」と某テレビ局のプロデューサーに言われて書き換えたことがあります。
また、同じ局の別のプロデューサーからは、少年が主人公の私の小説をテレビ化したいと言われて喜んだものの、「でも、主人公を少女に換えて欲しいんです」と条件を付けられたので、「なぜですか?」と尋ねたら、「少年が主人公だと主演はジャニーズじゃないと企画が通せないからね。でも、ジャニーズとは付き合いたくないんだよね。面倒くさくなるから」との返答だったので、自分の小説のテレビドラマ化というありがたい申し出ではありましたけどお断りしました。
実は冒頭に記したプロデューサーからは、女子高生が主人公の脚本を、人気の中年男優(非ジャニーズ)を主演にしたいから大至急書き直して欲しいと連絡をもらったことがあります。プロの脚本家でなくても無茶苦茶な注文なのはご理解頂けると思います。ですから、さすがにこの時は断りました。
つまり、このテレビ局ではジャニーズや大手芸能事務所、そして人気俳優が最優先で、監督や脚本家、また、原作や原作者はないがしろにしても良いという考えが「企業内常識」になっているのです。
もちろん、スター第一主義で作られる作品も多数あることは理解しているし、それを否定する気はありません。しかし、全ての映像ドラマが大手芸能事務所や人気俳優優先主義で作られるのは「歪んでいる」と思います。
それと7日のジャニーズ事務所の会見直後に、多くのテレビ局が、慎重に見極めたいけど所属するタレント個人に問題は無いという理由で起用を続ける方針を打ち出してました。
しかし、各テレビ局は今まで、メインキャストやスタッフが違法行為を行った作品を即刻放映中止にしてきました。また、場合によっては有料配信さえも止めてしまった局もあるわけです。
私には「矛盾した対応」に思えます。
結局、問題を起こした相手が大きな力を持っていると慎重な対応になり、力の弱い個人だといきなり切り捨てる。これが現状のテレビ局の姿勢だと思います。
テレビ局の目線は、「視聴率」と「力関係」だけに向いていて、本来基準にすべき「人権」や「文化の育成と発展」は蔑ろにしている気がします。
月曜日のNHK「クローズアップ現代」や他の報道を見ると、「忖度をしてしまった事を反省する」的な事を大手メディア関係者は口にはしつつも、実際には「忖度から抜けきれていない」と思います。
大手企業がジャニーズ事務所とのCM契約を解除すると言い出したのでテレビ局のスタンスも変わるかも知れません。
とにかく、ジャニーズ事務所に「社名を変えます」と最低でも決断させる状態にしないと、日本は世界の中で後進国になるだけだと思います。
もちろん、社名変更したらOKということではなくて、被害を受けた方々にジャニーズ事務所だけでなく日本のメディア全体がしっかりと向き合わないといけない事ではあります。
2023年9月4日
カテゴリー | 2023, NEWS, 寝言
私が「Jホラーの起源」と呼んでいる、石井てるよし監督のOV『邪願霊』(1988年製作)が、今年のシッチェス国際映画祭(スペイン)、ブルックリンホラー映画祭(米国)、ファンタズマゴリア(コロンビア)、更に来年のリヨン映画祭(フランス)での上映が決定したそうです。
製作から35年を経て、石井監督の努力と才能、そして『邪願霊』という作品が世界に正当に評価される時が来て本当に良かったです。
そして、石井監督が、私に対して感謝を述べてくださっているのも嬉しいです。
昨年、英国の映画研究家&プロデューサーJasper Sharp 氏、Sarah Appleton氏らの『J-horror Virus』というJホラーについてのドキュメンタリーの取材依頼が私の所に来た際に、「Jホラーは私のOV『ほん怖』が原点と言われているが、『邪願霊』も原点なので、石井監督の取材をしないなら片手落ちです。絶対に石井監督の取材をするように」と条件を付けて私は引き受けたのです。
それが結果として、OV(ビデオ映画)ゆえに映画界では無視されていた『邪願霊』をJasper Sharp &Sarah Appleton氏らにしっかり認識させ、更には世界の権威ある映画祭に紹介してくれる事になったのでした。
今年の新文芸坐の『邪願霊』&『ほん怖』の上映も、私の『戦慄のリンク』上映の際に、石井監督にゲスト登壇していただいたのが発端でしたから、同様の展開です。
ですから、私はキッカケを作ったに過ぎないのですが、石井監督にこのように感謝していただき恐縮するばかりです。
ただし実は、私のOV『ほん怖』も一緒に上映するようにJasper Sharp&Sarah Appleton両氏はシッチェス国際映画祭などに働きかけをしてくださったのですが、短編オムニバスという形式が災いしてか断られてしまいました。
ですが、これは私の力不足なだけなので、「Jホラーの父」と言われている割には、黒沢清監督、中田秀夫監督、高橋洋監督、清水崇監督の様な実績を残せていない自分なので、今後は世界に認めてもらえるような作品を作る努力をしていきたいと思います。頑張ります。
とにかく、石井てるよし監督と『邪願霊』を心より祝福したいと思います。
朗報

うれしいお知らせです
特に拙作『邪願霊』のキャスト、スタッフ各位に
『邪願霊』(1998/OV=オリジナルビデオ)が今年2023年10月にコロンビア

で開催される『ファンタズマゴリア』で上映される事になりました
先に投稿した
2023年10月
シッチェス国際映画祭(スペイン

)
(NY)ブルックリンホラー映画祭(アメリカ

)に続く海外の映画祭での上映になります
更に
来年、2024年5月にはリヨン映画祭(フランス

)でも上映されます
1988年に『邪願霊』を製作した時はビデオセールスの成績も芳しくなく、全く注目されず、評価など皆無でした
それが30年以上の時を経て、こうして,海外の映画祭で上映されるようになるとは、実にありがたい事です
私は今まで内外の映画祭に全く無縁でしたので、ただ、ただうれしい
作品は消えず、こうやって新たな生命を与えられ、生き続けていくのですね
感無量

追記
ここに至ったのは
『Jホラーの父』鶴田法男監督のお気遣い、ご配慮、ご尽力によるものである事を記して
改めて鶴田監督に謝意を表させて頂きます
そして
『邪願霊』のキャスト、スタッフ各位に
乾杯

ありがとうございます

2023年8月28日
カテゴリー | 寝言
『第3の選択』の国内DVDリリースは、私が仕掛けたのですが、実際にリリースするまでには様々な紆余曲折がありました。
正直に言うと、結果としては赤字でしたが、自分の生涯の仕事の三本指に入る文化的快挙を成し遂げたと自負しています。
多数の「いいね」と「リポスト(Xになってから呼称が変わったのですね)」を頂き恐縮です。
『第3の選択』のDVDリリースはフィールドワークスさんとマクザムさんの協力なくしてはあり得ませんでした。また、『邪願霊』石井てるよし監督の協力にも感謝しております。
残念なのはDVDが既に廃盤である事。
『第3の選択』DVD発売の際はイベントも開催したのでした。2015年4月1日に、私がメインで、女優、木嶋のりこ(現・小原徳子)と、「別冊映画秘宝」編集長だった田野辺尚人氏、そして『クロサギ』、『正直不動産』の漫画原作者、夏原武氏の登壇。
夏原氏のトークが面白すぎた思い出