娘が喜んでくれればと思っただけだった『恐怖コレクター』がこんなに人気になるとは……。
今年、二十歳になった娘の前で、このミルクコーヒーにストローを刺そうとしたら「ベビタッピ!」と言われて理解が出来ず困惑するオヤジです。原宿のドリンク店がバズらせた言葉と教えられて勉強になりました。
ウチの娘は結婚17年目、私も家内も40歳過ぎに来てくれた子供で、でも、家内の年齢が年齢だし、自分は当時は全く仕事が無かったから不安だらけでしたけど、成るように成れの精神でやってきて、ここまではなんとかなりましたね。
自分は映像人間で、活字は苦手だと思っていたのに、現在80万部突破の小説『恐怖コレクター』シリーズや新作『呪ワレタ少年』を佐東みどりと共作で書き始めたキッカケは、小さかった娘が私の『ほん怖』等の映像ホラーを怖がって見てくれないのに、『学校の怪談』、『怪談レストラン』等の本は読むので、ホラー小説に取り組んでみようと思ったのがキッカケでした。
その時は、娘が喜んでくれればと思っていただけで、KADOKAWAとは言え『恐怖コレクター』がこんなに売れるとは思ってなかったし、『怪狩り』『呪ワレタ少年』の他、岩崎書店の『みんなから聞いたほっこり怖い話』等の作品を次々に世に出せるとも全く思っていませんでした。
人間どこでどうなるか分かりませんね。





