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「シン・Jホラー」の幕を開く、Jホラー界の若手、永江二朗監督の新作『リゾートバイト』公開!

本日(10/20)公開、Jホラー界の若手、永江二朗監督の新作『リゾートバイト』のショットを観ると、予想以上の恐怖に唖然とした『エクソシスト3』を思い出します。

但し、『リゾートバイト』の予想以上は恐怖ではなくエンタメ度。
『ほん怖』を立ち上げて「Jホラーの父」と呼ばれる自分ですが、「シン・Jホラー」の幕が開いたと思います。
https://resortbeit.com/

スクリーンショット 2023-10-20 145431
エクソシスト3ビジュアル

英国俳優マイケル・ケインが引退宣言をしたのが、個人的に大変ショックでした。

先日、英国俳優マイケル・ケインが引退宣言をしたのが、個人的に大変ショックでした。
実は、それまでは親や兄に連れて行ってもらっていた映画館に、初めて一人で観に行ったのが旧「日劇」地下の「日劇文化」で上映された『探偵<スルース>』でした。1973年5月です。
テレビで「凄いどんでん返しがある」と紹介されていたので観に行ったのですが、『フレンジー』等のアンソニー・シェーファーの戯曲を『イヴの総て』のジョセフ・L・マンキーウィッツ監督(遺作です)が映画化した地味なサスペンス・ミステリですから、思い返せばませた中学1年生でした。
オリヴィエもマイケル・ケインもスクリーンでお目にかかったのはこの時が初で、特にマイケル・ケインがもの凄く魅力的でした。以降、マイケル・ケインの映画は欠かさず観ようと思ったものです。
ちなみに本作は、VHSが国内発売されたものの、円盤は未発売なので数年前に輸入DVDを購入。ただし、英語がサッパリなので最後まで再見したことは御座いません(泣)
そして、時間はいきなり1999年3月に飛びます。
初めてテレビドラマの監督で関西テレビ『学校の怪談/たたりスペシャル』の一篇『たたり』の撮影に入ったところ、当時17歳だった主演の岡本綾さんがロケバスで『スタニスラフスキー入門』(だったと思う)を読んでいたので感心して話しかけたところ「マイケル・ケインの『映画の演技』を読んだことがない」と言うので、翌日、自分の持っていた同書を現場に持ってきてプレゼントしたのでした。
既に3、4回読んでおりましたが、初版本でした。後に女優業を引退すると分かっていたら、プレゼントはしなかったかも知れません。
あの時は、初めてのテレビドラマの撮影だったし、平山秀幸監督の傑作『学校の怪談』で重要な役を演じた少女が自作に主演してくれていることが嬉しくて舞いあがっておりました。
そんなわけで今手元にある『映画の演技』は4刷り目のものです。非常に分かりやすいし、やはりマイケル・ケインの本なので日本でも売れたのでしょうね。
結婚前の家内とデートで初めて観た映画が『殺しのドレス』でしたし、マイケル・ケインには本当に様々な大切な思い出を作ってもらいました。ありがとうございます。
引退後の生活が穏やかで素敵な日々になることをお祈りするばかりです。
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自分もある意味、今回のジャニーズ問題の被害者でもあり加害者でもあるので、どうも様々な記事に目が行ってしまいます。

某テレビ局プロデューサーから「ジャニーズを主演にしたいから、主人公の女子高生を男子に書き直して」と依頼されて、数ヶ月掛けて書き上げた脚本を仕方なく書き直した経験があると以前記しました。つまり、自分もある意味、今回の大問題の被害者でもあり加害者でもあるので、どうも様々な記事に目が行ってしまいます。
なお、お断りしておきますが、そのようなプロデューサーの強要でジャニーズのタレントさんや、元所属されていた方と仕事をした場合でも、その個人は皆さん、本当に優秀な方ばかりでした。ですから、タレントさん個人には感謝するばかりです。
さて、色々な報道を見るとジャニーズ事務所とPR会社の事前打ち合わせで「ガス抜きが必要」とか、「ビジネスの話を先にする」とかやり取りをしていたそうですが、東山社長、井ノ原副社長を含めたジャニーズ事務所関係者は、2日の会見を「新会社設立発表の場」をメインに捉えていて、「9月7日の会見では具体性の無かった前任者の犯罪行為へのあらためての謝罪や、被害者への補償や救済、それに企業としてのガバナンスの方針発表」などは軽く考えていたとしか思えません。あの会見を見ていて、「新会社設立の話題」になったらお二人とも妙に弾んだ声になっていました。もちろん、東山社長も井ノ原副社長も被害者である可能性もあるし、前任者の不祥事ではあります。しかし、不祥事が発覚した企業の責任者になった以上は、マスコミからどんな質問を受けても真摯に答えて、ひたすら謝罪をして、「このような事が二度と起きない具体的な方策として新会社設立」を語るべき会見だったはずです。
20年以上前ですが、山一証券廃業の際の社長が、「私らが悪いんです。社員は悪くありません」と泣きながら会見を開いた時に、「泣き落としをするんじゃないよ」と若かった自分は思ったものでした。でも実は、この社長は前任者らが数千億円の巨額の負債を作っている事を知らずに社長に就任して、その数ヶ月後に廃業に追い込まれたわけです。後にそれを知った自分は「この人は立派だったんだな」と思い直しました。
逆に、今回のジャニーズ会見では、井ノ原副社長の「子供達が見てるから」発言や、「NGリスト発覚」で、「雪印集団食中毒事件」での「俺は寝てないんだ」と社長が発言したことに匹敵する残念さしか無くなってしまいました。あの時、雪印製品を買う気が失せてしまったように、旧ジャニーズ所属のタレントさんのイメージもダウンしてしまう気がします。先に記した通りで所属タレントさん個人は優秀な方ばかりなので、それは切ないです。
東山氏も井ノ原氏もタレント出身で企業経営には不慣れでしょうが、責任者の立場を引き受けてしまった以上は今後しっかり対応してもらいたいと願います。
ちなみに、もう終わった事だけど、冒頭に記したテレビ局プロデューサーからはジャニーズ事務所に限らず大手芸能事務所に合わせて脚本やプロット改訂の変更を強要されたのは1回だけでなく常態化してました。しかも人気の役者をキャスティングできないと脚本料やプロット料を支払ってもらえないという事も頻繁に起きていました。自分にとっては大事な企画だったので本当に複雑な思いと辛い決断でしたが、その仕事から手を引く事にした次第です。ただし、その後、何年か掛けて支払ってはもらいましたが……。
大きな力を持った側が理不尽な事を「個人」や「弱者」に強要してくるのは世の常でしょう。しかし、今回のジャニーズ事務所とそれを取り巻いた大手企業の姿勢が引き起こした問題は、性加害というだけでなく日本のメディアやエンタメ産業全体にはびこっている様々なハラスメントを露呈させたことになると思うので、今後それらが改善されることを願うばかりです。

マクドナルドのフライドポテトと映像ドラマの脇役が大事。

昨日は中秋の名月だったので、マクドナルドの月見バーガーセットで夕飯。マック(マクド)を食べたのは実はかなり久しぶり。

マックの創業者、レイ・クロック著『成功はゴミ箱の中に』に「うちが他のチェーンの追随を許さなかったのは、フライドポテトに力を入れたからだ。主役は大事だが、実は脇役が要なのだ」的な事が書いてあったとふと思い出したので、久しぶりに頁をめくってみたけどその一文が見つけられなかった。
でも、マクドナルド兄弟の店で提供されていた美味しいフライドポテトを再現するのに苦労した記述は何度か出てくるので、「脇役」に力を入れた事が大きな成功に発展したのは間違いがない。
もう10年近く前だけど、あるテレビドラマで脇役の俳優さんの芝居が良かったのでそのワンショットを撮影して2秒ほど編集で繋ぎ込んだら、「このショットは必要ですか?」とテレビ局プロデューサーに尋ねられたので、「作品として奥行きが出るし、主役も引き立つと思いますよ」と答えたのだけど、「無名の役者より人気の役者の顔を2秒繋いだ方が視聴率が取れます」と言われてオミットさせられたことがある。
しかし、名作と呼ばれている映像ドラマは端役までしっかり演出して絵に捉えていて、主役だけを撮っているわけではない。それだからこそ時代を経ても生き残ってきたと思う。
商売だから数字は大事だけど、一番の主役はテレビなら番組だし、映画なら作品だし、数字を取ることばかり考えるのは危険で、ジャニーズ問題もそのせいで起きたと思う。
レイ・クロックは人間的には色々と問題があったようだけど、大衆に提供する商品の「大切な部分」を見失う事はなかったのでしょう。だから、これだけの成功を収める事が出来たのでしょうね。

とにかく「脇役は大事」という事を記したかっただけです

月見バーガーセットマックフライドポテト成功はゴミ箱の中に

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』、凄すぎてもはや芸術映画!

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』鑑賞。
凱旋門のアクションも凄すぎるけど、『タクシー・ドライバー』的真俯瞰ショットでアクションを魅せるとか感嘆するしかなくて、もはや芸術映画ですね。
真田広之とドニー・イェンの一騎打ちが観られるのも素敵だし、東映任侠映画と『座頭市』を足したような物語も日本人的には嬉しいし、できれば、劇場でもう4、5回観たいけど、せめて2時間30分位にして欲しかった。