寝言

マクドナルドのフライドポテトと映像ドラマの脇役が大事。

昨日は中秋の名月だったので、マクドナルドの月見バーガーセットで夕飯。マック(マクド)を食べたのは実はかなり久しぶり。

マックの創業者、レイ・クロック著『成功はゴミ箱の中に』に「うちが他のチェーンの追随を許さなかったのは、フライドポテトに力を入れたからだ。主役は大事だが、実は脇役が要なのだ」的な事が書いてあったとふと思い出したので、久しぶりに頁をめくってみたけどその一文が見つけられなかった。
でも、マクドナルド兄弟の店で提供されていた美味しいフライドポテトを再現するのに苦労した記述は何度か出てくるので、「脇役」に力を入れた事が大きな成功に発展したのは間違いがない。
もう10年近く前だけど、あるテレビドラマで脇役の俳優さんの芝居が良かったのでそのワンショットを撮影して2秒ほど編集で繋ぎ込んだら、「このショットは必要ですか?」とテレビ局プロデューサーに尋ねられたので、「作品として奥行きが出るし、主役も引き立つと思いますよ」と答えたのだけど、「無名の役者より人気の役者の顔を2秒繋いだ方が視聴率が取れます」と言われてオミットさせられたことがある。
しかし、名作と呼ばれている映像ドラマは端役までしっかり演出して絵に捉えていて、主役だけを撮っているわけではない。それだからこそ時代を経ても生き残ってきたと思う。
商売だから数字は大事だけど、一番の主役はテレビなら番組だし、映画なら作品だし、数字を取ることばかり考えるのは危険で、ジャニーズ問題もそのせいで起きたと思う。
レイ・クロックは人間的には色々と問題があったようだけど、大衆に提供する商品の「大切な部分」を見失う事はなかったのでしょう。だから、これだけの成功を収める事が出来たのでしょうね。

とにかく「脇役は大事」という事を記したかっただけです

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