寝言

『浦沢直樹の漫勉neo/大友克洋』視聴。『霊のうごめく家』製作の発端は黒沢清監督『スィートホーム』でした。

『浦沢直樹の漫勉neo/大友克洋』をやっと視聴。
大友克洋氏は大林宣彦監督『HOUSE ハウス』を観て、「日本に洋館は合わない」と思い『童夢』の舞台を団地にされたとの事。
私の代表作OV『ほん怖』の一編『霊のうごめく家』は、黒沢清監督『スィートホーム』を観て同様の見解を持ったのが製作意欲の発端でした。
日本家屋を舞台にして欧米映画が得意とする幽霊屋敷映画を作ろうと思ったわけです。
約30年前、黒沢清監督にはじめてお会いしたときに、若気の至りでそのことを素直にお伝えしたら、「『スィートホーム』が『霊のうごめく家』に影響を与えているなら本望ですよ」とおっしゃってくださいました。
あのとき、黒沢監督の器の大きさにひたすら敬服しましたね。