寝言

女川町の方々に取材をされた脚本家、嶋田うれ葉氏の苦悩と葛藤が映画に結実した『天間荘の三姉妹』!

公開2日目の『天間荘の三姉妹』舞台挨拶付き上映を新宿バルト9鑑賞。
門脇麦さん、のんさんのイルカショーは猛特訓して合成など無しで挑んでいると舞台挨拶で聞き「やはりな」と納得。どんなに映像技術が発達しても、合成やCGでは伝わらないものはあるのです。
満杯の場内は中盤からクライマックスにかけてすすり泣きが響く。
自分は3度目の鑑賞でやっと落ち着いて観られた感じです。
終映後、本作の脚本家、嶋田うれ葉さんにお会いしたのでポスターの前で記念撮影。
女川町の方々に何度も取材をして、被災者の方々の気持ちが一様ではないと知り、それだけに大変に悩んだというお話しが心に刺さりました。
しかし、その葛藤と苦労は見事に映画に昇華されていて、北村監督と共にうれ葉さんの熱意と努力に敬服するばかりです。
それと、原作が単行本4巻なので、当初は連続ドラマで考えていたけど、『この世界の片隅に』の真木太郎プロデューサーが「映画にしろ」と譲らなかったというお話しもうれ葉さんから直接伺って感動。
パンフの北村監督のインタビューでは、真木プロデューサーは北村監督に「お前何屋なんだよ? 映画監督だろ? 映画にしろよ」と言ったと記されていて、カッコイイと思っていたのです。
原作の高橋ツトムさんは、「この映画化にはツキみたいなものがある」と思っていたそうですし、まあ、とにかく映画以上にバックボーンが映画的幸福に恵まれた作品ですね。
うらやましい限りです。
映画「天間荘の三姉妹」公式サイト (tenmasou.com)

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