『三鷹オスカー 一日だけ、復活!』お陰様で盛況のうちに終了!

会場になった三鷹市芸術文化センター、星のホールの入口。
結果、前売り券は完売し、当日は朝から当日券を求める人々が並んでくれて嬉しい限りだった。ちょっと心配だったのは三鷹オスカーが自由席だったこともあり指定席制にしなかったので、お客様の座席の確保で混乱が生じるのではないかということだった。でも、「夢みる会」とボランティアスタッフの方々が一生懸命に対応していたのと、素敵なお客様ばかりだったので杞憂に終わりホッとした。

上映された『地下室のメロディー』、『いとこ同志』、『死刑台のエレベーター』共に満席だった。
今回は三鷹に三鷹オスカーのような常設の映画館を作ろうという夢に向かっての一歩としては順調な滑り出しだったと思う。しかし、こういうイベントは継続していかないと力にならない。
「三鷹コミュニティシネマを夢みる会」の皆さんに是非とも頑張っていただいて、第2弾、第3弾の開催をお願いしたい。
それと最後に、個人的に課題に感じた事を記しておきたい。会場は満員盛況だったのだが、お客様に若い人たちが少なかったのが残念だった。

ロビーにはありし日の三鷹オスカーの写真や当時のチラシやチケットが展示され、閉館時に撮影されたビデオがモニターで再生された。
そして三鷹オスカーのような名画座が激減してしまったことも大きな要因だ。どんな立派な作品でも触れる機会が無ければ鑑賞意欲は湧かない。テレビで観て面白かったから映画館でもう一度観る。もしくは、映画館で観て感動したからテレビで観てDVDを買う。そういう相互関係の中で文化は育ち継承されていく。新作中心主義ではそれは難しい。ただ、現状を愁いでいるだけではいつまで経っても若い人たちが名作に触れる機会が無くなってしまう。三鷹に三鷹オスカーのような映画館を造ろうという夢は、三鷹市のためだけでなく若い人に映画文化を伝えていくという重要な課題も背負っていると思える。

トークショーの登壇者。左から司会の「三鷹コミュニティシネマを夢みる会」羽石雅子さん、三鷹オスカーの元番組編成・鶴田浩司、コラムニスト・えのきどいちろうさん、三鷹市在住脚本家・金子二郎さん。
三鷹市ホームページ「フォトニュース」
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/index.html
「三鷹オスカー 一日だけ、復活!!」専用サイト↓
http://cinema.mall.mitaka.ne.jp/