寝言

『私が見た未来』、そして2025年の「シンJホラー・ブーム」。

『私が見た未来』は、仕事柄、数年前に一応買って読みました。とにかく日頃から防災意識を高く持ちましょう、ということ以上ではないと私は受け取ってます。
でも、考えてみたら、ノストラダムスの予言「1999年7月」の時は、『リング2』が1月に公開されて大ヒットし、8月には私のフジテレビ『ほん怖』の一作目が放映されて「Jホラー・ブーム」の最中でした。
そして、2025年7月現在、『きさらぎ駅:Re』『ドールハウス』『見える子ちゃん』が映画界で人気をはくしています。さらに『事故物件 ゾク恐い間取り』『近畿地方のある場所について』の公開が控えていて、アニメ『地獄先生ぬ〜べ〜』『ダンダダン』の放映が始まりました。そして私と佐東みどりの共著、小説『恐怖コレクター』も10周年を迎えました。
ホラーではないけど9月には『怪談』を編纂した小泉八雲の妻セツをモデルにしたNHK朝ドラ『ばけばけ』が始まります。
今や、「シンJホラー・ブーム」というような状況になってます。社会に不安な要素があるとホラーは流行るようです。ホラー監督、ホラー作家である自分としてはありがたいものの、複雑な気持ちにもなります。
ただし、ホラーは社会の不安を映し出す鏡になっていて、それを通じて私たちの心理や行動を見つめ直すキッカケを与えていると思っています。
そんなことを記しておきたくなりました。 
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