名画座「吉祥寺スカラ座」の跡地「アップリンク吉祥寺」で登壇できた今尾偲監督『私が私である場所』の応援トーク。
先日応援登壇させてもらった今尾偲監督作品『私が私である場所』のアップリンク吉祥寺の上映が盛況と共に無事終了したと今尾監督がFacebookに投稿されました。
https://www.facebook.com/shinobu.imao
先日の応援登壇では話し損ねたのですが、現在、「アップリンク吉祥寺」が入居する「パルコ」の場所には昔、「吉祥寺スカラ座」という名画座がありました。
今尾監督はそこでジョン・ギラーミン監督版『キングコング』と『カサンドラ・クロス』という当時の大作2本立てを観たのが洋画初体験だったそうです。
ディノ・デ・ラウレンティス(『キングコング』製作)と、カルロ・ポンティ(『カサンドラ・~』製作)というイタリアが生んだ「超」を三乗したくなる大プロデューサーの大作が激突した日本の興行界の当時の盛り上がりを語り出すと長くなるので省きますが(笑)、私も吉祥寺スカラ座には何度も映画を観に行った記憶があります。
白状すると父が隣の三鷹駅前で「三鷹オスカー」を経営しており、吉祥寺の様々な劇場の招待券をバーターでもらっていたので吉祥寺スカラ座にもお邪魔してました。80年代後半に劇場招待券の交換は中止になったのですが、吉祥寺には「テアトル吉祥寺」という名画座もあり頻繁に通いました。また、同劇場の関係で、時には「テアトル東京」の招待券ももらえたので銀座の大劇場で新作を鑑賞したこともありましたね。
とにかく、思い出深い「吉祥寺スカラ座」の跡地の「アップリンク吉祥寺」で、今尾監督『私が私である場所』の応援ではありますが、自分も登壇できたのは本当に嬉しいことでありました。
『私が私である場所』は、先日、Facebookに投稿したように映画製作上での自分の過去の大失敗を思い出してしまったりで、観ていて辛い部分もあるのですが、今尾監督の俳優さんほか芸術や芸能に人生をかけている方々への優しい眼差しに叱咤激励させられる素敵なドキュメンタリーです。
来年、お近くで上映があった際には是非ご覧になってみてください。
【お詫び】当初、「吉祥寺スカラ座」と「テアトル吉祥寺」を勘違いして記しておりました。その投稿を改訂しました。(2023年12月23日)




