寝言

外的環境から12月1日の北米興行で『ゴジラ-1.0』は、大化けする可能性があると思ってます。

私は賞賛しているけど、完全否定の方々も多い『ゴジラ-1.0』。

内容はさておき、外的環境から12月1日の北米興行で『ゴジラ-1.0』は、大化けする可能性があると思ってます。

というのも、先日、若い映画ライターさんに、70年代の『呪われた森』、『マタクンベの黄金』などのディズニー映画がいかにダメだったかを語っていてふと思ったのですが、テレビが台頭を始めた60年代からはディズニーに限らず既存の価値観で作られたミュージカル、西部劇などが軒並み不振に陥りハリウッドも困窮していました。

しかし、それを救ったのが『エクソシスト』、『ジョーズ』、『スターウォーズ』、そして『燃えよドラゴン』などの、以前はマイナーだったホラー、スリラー、SF、それにアジア人主演映画だったわけです。つまり、70年代に米国映画界でパラダイムシフトが起きた。

それを考えると、現在は動画配信が台頭して、スピルバーグが「現在のヒーロー映画はかつての西部劇と同様の末路をたどる不安がある」と警告していたMCUの新作『マーベルズ』の北米での記録的不入りでその予言通りになり始め、一方、韓国エンタメやインド映画『RRR』などのアジアが注目されている現在ですから、日本人監督、キャストの生粋の日本映画『ゴジラ-1.0』が大ヒットする下地は出来ている気がします。

『ゴジラ-1.0』の内容は日本人的には複雑な気持ちになる部分は多いとしても、ドラマ的には海外の人には受け入れやすく作られていると私は思います。

世界ではアニメばかりが注目されている近年の日本映画。でも、実写映画もどんどん世界で大きな興収を上げて欲しいと願います。

自分は大した実績を残せていませんが、「Jホラー」という日本の実写映画を世界に発信してきた一人として、それを切に願います。

野茂英雄選手のメジャーリーグ進出が無かったら、現在の大谷翔平選手の活躍も無かったと思いますからね。
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