寝言

『狼 ラストスタントマン』鑑賞。本編だけでなく現実もドラマチック!

『狼 ラストスタントマン』鑑賞。
スタントマン、高橋昌志さんの熱い思いがこもった作品。興収、再生回数、視聴率等の数字よりも一人の魂の方が作品に大きな価値を与えます。後半、水上バイクで体幹を鍛える姿を延々と見せる作劇に感動。六車監督がフリードキンの『恐怖の報酬【完全版】』のリアルなスタント描写に心を打たれてスタントマンの活躍を追ったTVドキュメンタリーを企画していたところに、ご家族の不幸が重なり悩んでいた高橋昌志さんが一念発起して「映画を作りたい」と連絡を入れてきたことから始まった企画とのこと。本編だけでなく現実もドラマチック。
今年はHAYATE 監督、主演『ファーストミッション』も熱い思いがこもった映画だったし、日本インディーズ・アクション映画の熱量が高い1年でしたね。
それにしてもエレベーターがこの通りで、新宿武蔵野館の本作への力の入れようにも感涙。