寝言

舞台『六番目の小夜子』裏話④

舞台『六番目の小夜子』裏話、其の四。
見逃し配信は本日(23日)、23:59で終了。
「映像ドラマと舞台は似て非なるもの」なのは重々承知していたのですが、ここまで違うのかというのが正直な印象でした。
一番驚いたのは稽古期間の長さと芝居の作り込みの深さ。
現在の商業ベースの多くの映画やテレビでは、こんな贅沢な撮り方は出来ないのが実情。
私の場合、映画だと数日の稽古時間を取ったりしますが、テレビドラマになると現場で1、2回リハーサルして直ぐに撮影になります。
ところが、舞台『六番目の小夜子』は、乃木坂46の鈴木絢音を筆頭にした若手人気演者と、ベテランの森下能幸らを集めて1ヶ月近くリハーサルをしたわけです。
昔、「なんで演劇って映画に比べてこんなにチケット代が高いの?」と思いましたけど、こんな贅沢な作り方をして、しかも演者の芝居を生で観られるわけですから高くて当然なわけです。
とにかく今は、この贅沢を経験してしまったので、「もう映像ドラマの現場に戻れないのではないか」という不安が押し寄せていて、それが一番の自分の悩みですね。
舞台『六番目の小夜子』、本日(23日)23:59まで見逃し配信中。
https://live.tv.rakuten.co.jp/content/402956/
6月発売、DVD予約受付中。
https://shop.toei-video.co.jp/
【FIX】六番目の小夜子メインビジュアル