寝言

『テネット』全米大ヒットスタートとのこと。映画館と映画作家を大切にしてくれるワーナー・ブラザース映画!

何度も公開が延期されてきた『テネット』が先週末から全米公開されて、大ヒットスタートみたいですね。

WB(ワーナー・ブラザース)は本作に限らず『ワンダーウーマン1984』などの新作を「劇場公開する」と宣言してますから、頼もしいです。

以下、大昔の話です。

東京都三鷹市で映画館を経営してきた、私の父は「三鷹大映」、「三鷹東映」と邦画の封切館(※参照)を営んでいましたが、70年代にそれが行き詰まり、1977年から名画座「三鷹オスカー」を始めました。

洋画上映も、名画座としての運営も初めてですから、冷たくあしらってくる洋画メジャーもあった中でWB日本支社は色々と便宜をはかってくれました。

当時、名画座にほとんど出していなかった『レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ』や『エクソシスト』を新参者のうちの劇場に出してくれたのです。

結果、三鷹の商店街に観客が行列を作る大ヒットになり、名画座「三鷹オスカー」を大衆に認知してもらうことが出来ました。

WBは映画館を大切にしてくれる映画会社だと思っています。

しかも、WBはキューブリック、イーストウッド、そしてノーランなどの作家を大切にする社風もある。

WBにはとにかく頑張っていただきたいと常に願っております。

※「封切館」というのは、新作映画を最初に上映する劇場です。