寝言

『地獄の黙示録 ファイナル・カット』ドルビーシネマで鑑賞。コッポラがうらやましい。

このところ映画の試写の案内も、お芝居のお誘いもお断りしているので、一部の方に怒られると思いますが、やっぱりこれを観たことは記しておきたいです。
『地獄の黙示録 ファイナル・カット』ドルビーシネマでやっと鑑賞。
内容やこのバージョンの意義とかの以前に、とんでもないトラブル続きで絶望的状態に陥ったコッポラが、それでも完成させて公開にこぎ着けた作品が、40年を経てもこうやって生き残っていることに、深く感動。
コロナ禍で一喜一憂ではなくて、一喜十憂している中で観ると本当に励まされますね。
それと、1981年にコッポラが、1927年製作のアベル・ガンス監督の超大作『ナポレオン』をカーマイン・コッポラの生オケ付きで再上映させたのを、東京のNHKホールに観に行ったのを、ふと思い出しました。
当時、大学生だった自分は「約50年前に、こんな凄い映画が作られていたのか?」と感激、感動したものでしたが、今の若者には『地獄の黙示録』が同様の作品になっているのでしょう。
アベル・ガンス同等の存在になったコッポラは映画人として本望でしょう。
コッポラの百兆分の一にも満たない自分ですが、「うらやましいなあ」とおこがましくも嫉妬させていただいて、これも自分の励みにさせてもらいます。
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