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『戦慄のリンク』について、「鶴田法男が『怪奇大作戦』を撮ったらこんな感じになるのでしょう」的な感想を散見したのですが、既に私は撮ってます。

『戦慄のリンク』について、「鶴田法男が『怪奇大作戦』を撮ったらこんな感じになるのでしょう」的な感想を散見したのですが、既に私は撮ってます。
2013年、NHK-BSプレミアム放映『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』の4話目『深淵を覗く者』です。
オリジナルの名作『かまいたち』を、小林弘利さんの優れた脚本でリブートした作品です。
高い評価を得ていますが、気づいたら10年も経っていましたね。
それに今はセルBDでしか観られないようですから、まあ、知らない方々が多くなって当然なのでしょう。

「映画の力」が未来を豊かにすると信じております。『戦慄のリンク』、1月19日より大阪、愛知で上映開始!

国民的ドラマをお作りになったTVプロデューサーが『戦慄のリンク』をご覧になってメールをくださいました。その中の一文に大いに励まされます。
「日本の映像業界がもはや国内だけでは立ちいかなくなっている中、大変勇気の出る先例を作って頂いたと思います。」
中国での作品作りは大変に厄介ではありましたが、ネットが発達する現在、国外で仕事をする機会があるなら挑戦した方が良いと思い取り組んだ作品です。
5年前と違って、日中関係は微妙になっています。
ですが、映画を起源とする映像ドラマは文化の窓であり、庶民レベルでの交流をうながす力を持っています。
「映画の力」が未来を豊かにすると信じております。
『戦慄のリンク』の東京、仙台、長野での上映は1月19日(木)で終了します。
そして、1月20日(金)からは大阪、愛知、来週からは京都で上映が始まります。
この機会に是非劇場でご覧になってください。
https://senritsu-link.com/

クランクアップ日。

クランクアップ日。

クランクアップ日の集合写真。

クランクアップ日の集合写真。

FinalMix東映デジタルセンター18-04-28

FinalMix東映デジタルセンター18-04-28


WEB映画マガジン【cowai】に『戦慄のリンク』黒沢清×鶴田法男トークショーのトーク内容が掲載!

黒沢清「Jホラーのゴッドファーザーって海外でなぜか言われることがあって。いや、ゴッドファーザーは僕かもしれないけど、ゴッドは鶴田法男だって」 #黒沢清 監督(『#CURE』『#回路』)×#鶴田法男 監督トークショー・リポート! 『#戦慄のリンク』公開中! #ほん怖 #リング0
https://cowai.jp/event/11427/

 
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「背後に何かが迫る恐怖ショット演出」の原体験は、『死霊伝説』? 『ハロウィン』? 『事件記者コルチャック』?

『戦慄のリンク』のトークショーで黒沢清監督から「背後に何かが迫る恐怖ショット演出」について質問をされて、「『死霊伝説』や『ハロウィン』のその演出に震えたので応用している」的な返答をしたけど、『事件記者コルチャック』で同様の演出を観たのが最初な気がする。でも、何の話だったかは不明。

DVD-BOX『事件記者コルチャック』発売時に「地底怪神マッチモニード」で、自分が震えあがった「背後に何かが迫る」演出があると思って見返したら、マッチモニードは姿を現さない化け物だったので記憶違いにがく然。

「悪霊ラクシャサ」、「ワニトカゲ」、「ペレマーフェイ」、「極北原人」にもそのショットを見つけられずいまだ謎。書き換えられてしまった子供の時の記憶の一つなのかしら?

『戦慄のリンク』 1月15日(日)上映
東京:新宿シネマカリテ 13時20分 ※19日迄
長野:千石劇場 20時50分 ※19日迄
宮城:チネ・ラヴィータ 18時50分 ※19日迄

お近くの方は是非お越しくださいませ。

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1994年、初めてお会いした黒沢清監督に「お目にかかれて光栄です」と言われてキョトンとして……。

明日(12日)19:50~シネマカリテ『戦慄のリンク』上映後は、黒沢清×鶴田法男トークショー開催です。黒沢監督と初めてお会いしたのは「東京ファンタ94」の『マウス・オブ・マッドネス』上映の時でした。ジョン・カーペンターのファンジンを発行する映画感想家、鷲巣義明氏に声を掛けてもらって、黒沢監督とご一緒に登壇することになったのでした。

今は無き渋谷パンテオンの控え室で『ドレミファ娘の血が騒ぐ』、『スウィートホーム』、『地獄の警備員』等で既に評価を得ていた黒沢監督にはじめてご挨拶をしました。一方、私はOV『ほんとにあった怖い話』シリーズ3作と『ゴト師株式会社』シリーズ2作の実績しか無かったわけです。それなのに、黒沢監督に「お目にかかれて光栄です」と言われてキョトンとしてしまったのをよく覚えています。

当時は篠崎誠監督とは多少お付き合いがありましたが、高橋洋さんとは顔見知り程度でしたし、私が企画から立ち上げて1991~92年に発売したたOV『ほんとにあった怖い話』シリーズが立教大学や早稲田大学出身の若き映画作家の皆さんに、そんなに高く評価されているとは認識していなかったのでした。

しかし、その後、黒沢監督が事あるごとにOV『ほんとにあった怖い話』を雑誌などで賞賛してくださるのを目にしたので、これは本気で評価してくれていると実感。

そして、1996年の事。平成『ガメラ』シリーズの大映の土川勉プロデューサーが、つのだじろう先生の『亡霊学級』のビデオ映画化企画にGOサインを出してくれて監督する事になったわけです。
土川さんは後に『CURE』もプロデュースされた関係もあったので、『亡霊学級』の「大学助教授役」で黒沢監督に思い切って電話を入れたところ、黒沢監督は二つ返事で出演を快諾してくださったわけです。(『亡霊学級』DVD化希望)

余談ですが、『亡霊学級』の準備中に土川プロデューサーから『伝道師』という題名のオリジナル脚本を渡されて、「読んだら必ず返却して欲しいけど、感想を聞かせてくれないか?」とおっしゃるので、早速読み始めたら画期的な凄いサスペンス・スリラーで、翌日、「これ、絶対に映画化すべきですよ」と返却した次第。それが後の『CURE』になったわけですが、その時は、土川さんも不安があったのでしょうね。私に限らず色々な方に密かに吟味してもらっていたのでしょう。

さて、『亡霊学級』は無事に発売。当時「DVD&ビデオでーた」がやっていた「年間ベストテン」の「オリジナルビデオ部門第一位」に輝くなどの評価を得ました。しかしその後、私は仕事上で大失敗をして監督業を引退。そして小さな洋画系映画会社に就職して、ビデオソフト発売業務や宣伝の仕事をして生涯を終えるつもりで働いておりました。

日本映画には縁が無くなったので、1997年末に黒沢監督の名を世界に知らしめた『CURE』が公開された時は、『伝道師』が映画化されて良かったと嬉しく思っただけでした。更に、1998年初頭に中田秀夫監督、高橋洋脚本『リング』が予想外の大ヒットになったけど、自分には関係ないと思っておりました。

ところが、監督業を引退して平凡な会社員生活をしていた自分の所に大手映像関連会社から連絡が来るようになり、「なぜ、引退した監督に連絡をくれるんですか?」と尋ねたら、黒沢監督ほか皆さんが「鶴田法男作品に影響受けた」という発言で低予算OVホラーを撮り続けていた私の存在を知ったというのです。

私のOV『ほん怖』ほかの作品はレンタル屋に行けばいつでも観られるのに、その大手映像関連会社の人達は「今まで存じ上げず失礼しました」みたいな事を言って謝ってくれましたけど、まあ、世の中そんなものだと勉強になりました。

そして、1998年夏発売の雑誌「ユリイカ」の「怪談特集」で「黒沢監督と高橋洋さんが、どうしても鶴田さんに参加して欲しいと言ってます」と編集部から連絡があり、仕方なく鼎談に参加したのが決定打になって監督復帰することになり、そして現在に至りました。

その後、黒沢監督には『ドリームクルーズ』や『おろち』の劇場公開の応援でゲスト登壇してもらってますが、その時は、高橋洋さんがご一緒だったし、それ以外のイベントなどでは清水崇監督が一緒だったりしてました。

ですから、明日の『戦慄のリンク』トークショーは、黒沢監督と「初の差しトーク」になります。

私を最初に評価してくださったプロの映画人であり、最大の恩人でもある黒沢監督とそのような場を持つことになってメチャクチャにドキドキしてしまいますが、本当に貴重なトークになると思います。
明日は、是非ご来場を頂ければ幸いです。