
2019年7月19日
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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭「短編上映作品1」で『春』、『JURI』、『メイリンの決めたこと』の3作品鑑賞。
どれも魅力的だったのだが、『JURI』がどんでん返しが連打するホラー風作品で素直に面白かった。虚構と現実が交錯する物語は非常に巧妙に作られていて感心することしきり。
……なのだが、映像ドラマは虚構であるという根本を突き詰めることなく終わってしまうので、作り手が現実と考えているオチが観客にとっては虚構に受け取れる曖昧さを孕んでいて、この点が非常に残念だった。
西条みつとし監督のことも、その劇団TAIYO MAGIC FILMのことも存じ上げなかったのだが、映画を作るのはじめてとのことで、仕方がなかったかもしれない。
しかし、黒澤明監督が『素晴らしき日曜日で』で「どうか皆さんも拍手で応援してください」と主人公から観客に語りかけさせたり、ジャン=リュック・ゴダール監督が『ウィークエンド』で主人公に「映画とは言え、これはやり過ぎだ」と言わせて虚構と現実の垣根を取り払おうとしたり、黒沢清監督がTVオムニバス『愛と不思議と恐怖の物語』の『タイプスリップ』で作品の内容に沿って映像が作為を行うことで、虚構が現実性を帯びてしまう映画的可笑しさを描いていたりしたのを観てしまった身としては、この『JURI』の脚本には映画らしさが欠けている。逆に言えば、それがあったら相当な傑作になったのではないかとも思う。
この監督と仲間の皆さんには次回作に大いに期待したい。
実は、本作の撮影&照明コンビの神田創&丸山和志は、自作『悪霊病棟』、『Z-ゼット-』、そして中国映画を撮ってくれている未来の日本映画を支える若手コンビでした。
そんなわけで、『JURI』チームとは初対面だったのに、親近感がわいて失礼ながらも私を中心としたグループショットを撮影させていただきました。
2019年7月13日
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「ホラー版の新海誠」と失礼ながら勝手に呼んでいる坂本サク監督『アラーニェの虫籠』が今月頭にディスク発売されたのでそのBDをいただいた。
なにしろ、新海誠監督の最初期作品『ほしのこえ』と同様に原作、脚本、作画まで一人で担当して作った映画で、驚くべき事に音楽まで坂本サク監督が担当してるのです。
その意味では「アニメ版のジョン・カーペンター」と言った方が正しいかもしれないですね。
本年に入り、世界最古の権威あるアニメ映画祭である「アヌシー国際アニメーション映画祭」で正式上映。
さらに、世界四大アニメ映画祭の一つ、「ザグレブ国際アニメーション映画祭」で日本から唯一、長編コンペティション部門でノミネート。
ちなみに、「アヌシー国際アニメ映画祭」はカンヌ映画祭のアニメ部門として独立した映画祭で、古くは『紅の豚』、『平成狸合戦ぽんぽこ』と、最近では湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』がグランプリを取り、片渕須直監督『この世界の片隅に』が審査員賞を受賞して日本でも話題になった映画祭ですね。
昨年8月の劇場公開時に応援させていただいたが、その後、世界で評価を得てきていて応援した甲斐がある結果を出しているので本当に嬉しい限りです。
ちなみに、本作の監修、プロデュースをしているのがゼリコ・フィルム代表の福谷修さん。
傑作『心霊写真部』シリーズの原作者であり、その他、監督としても活躍する才人です。
https://www.zelicofilm.com/

https://www.zelicofilm.com/
2019年7月3日
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『怪狩り』のキャッチコピーを募集してます!
ぜひ、ふるってご応募ください!
募集期間は今月いっぱいです。
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【第2回】角川つばさ文庫キャッチコピー大賞作品募集!
キャッチコピーっていうのは、作品の魅力をつたえる短いフレーズのこと!
つばさ文庫編集部も、みんなに少しでも作品のおもしろさが伝えたくて、いつもキャッチコピーを考えてるんだ。
今回も、そんなキャッチコピーをみんなから大募集!
第2回の対象作品は『怪狩り』だよ。
まだ『怪狩り』を読んだことのないお友だちが「読みたい!」って思ってもらえるような、すてきなキャッチコピーをおまちしています★
大賞作品は、じっさいにチラシや公式サイト、作品の帯などで紹介するよ♪
ふるって応募してね!
※募集期間 7月1日~7月31日
※結果発表 8月15日公式サイト上
https://tsubasabunko.jp/blog/

https://tsubasabunko.jp/blog/
2019年7月3日
カテゴリー | 2019, NEWS
『恐怖コレクター 巻ノ十二 罠だらけの願い』(角川つばさ文庫)、8月9日(金)発売です!
フシギ&ジミーコンビの旅が再開! そしてフシギの心にある変化が…!?
お楽しみに!
https://tsubasabunko.jp/product/321809000130.html
『恐怖コレクター』の千野フシギの「フシギの赤い手帳セット」が抽選で当たる「恐コレ×怪狩り キャンペーン」実施中です。
https://tsubasabunko.jp/special/kaigari/sp1906-a.html

https://tsubasabunko.jp/product/321809000130.html
2019年6月25日
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昨日のかわさきFM「岡村洋一のシネマストリート」での『怪狩り 巻ノ一 よみがえる伝説』(角川つばさ文庫)の朗読劇、というかラジオドラマ(^_^)
第2話『巨大な影』の一部をぶっつけ本番で実施。ネッシーが自分の住む見捨里市に時空を超えて現れようとしているのを知った小六の主人公、真之勇気は、謎の少年キユウと共に1934年のネス湖に飛んでネッシーと戦いはじめるのだが……というシーンですね。
ネッシー・ハンターは英国男性3人組設定ですが、昨日は男優不足で番組シネマレポーターの女優、瀧マキさん、新海ひろ子さん、それに『破天荒ボクサー』の武田倫和監督に演じてもらうという暴挙キャスティング(^0^;)
謎の少年キユウ役の岡村さんが出番を忘れて、監督の私が慌てて代役を務めたアクシデントはありましたけど、いやー、楽しかったぁ(^0^)

https://youtu.be/xzc5O9RDUvQ

https://tsubasabunko.jp/product/kaigari/321901000362.html