追悼:楳図かずお先生。映画『おろち』の思い出。
映画『おろち』では準備段階から完成後の宣伝までの間に楳図かずお先生と何度もお会いし、お話をさせて頂きました。 完成試写が終わった瞬間に拍手をしてくださり、しかも「これは自作の最初の映画化です」とまで賞賛を頂き、関係者一同、本当に胸をなで下ろしました。あの瞬間は忘れられません。 その後、「キネマ旬報」で映画のPRの為に対談をさせて頂いたのも大切な思い出です。 「なにか思いついても、筆がうまく進まない方が面白い話しが出来るんだよ。通じないものを通じさせようとするのが創作だから」とおっしゃっていたのが特に印象深いです。 このお言葉は、現在、『恐怖コレクター』などの小説を佐東みどりと執筆しているときの励みになっています。
映画『おろち』は公開時よりも今の方が海外を含めて高い評価を得ている感触があります。
映画『おろち』は公開時よりも今の方が海外を含めて高い評価を得ている感触があります。
本作は「楳図かずお映画の最高傑作を作ろう」と企画した佐藤現プロデューサーと、その意をくんで脚本に取り組んだ高橋洋氏の熱意で始まりました。
私は脚本の第1稿がアップした段階で、そのコンセプトに賛同して参加しました。監督として最大限の努力をしましたが、本作の優れた点のほとんどは佐藤現氏と高橋洋氏のお力によります。
更に「楳図かずお映画の最高傑作を作ろう」という目標に乗ってくださった木村佳乃さん、中越典子さん、谷村美月さんの他、スタッフも同様に熱意を注ぎ、それが結実したのが映画『おろち』でした。
とにもかくにも、楳図かずおという日本が誇る希代の作家と、その傑作漫画があったからこそ生まれた映画でした。
楳図かずお先生の訃報を知り、以上を記させて頂きました。
あらためて心よりご冥福をお祈りさせて頂きます。
楳図先生、ありがとうございました。追記:
映画『おろち』では、原作に登場する階段をなるべく再現しようと東映東京撮影所に大きなセットを組みました。 楳図先生が訪れて大変に喜んでいらしたのも忘れられないです。

『呪ワレタ少年 ④ 彼だけに見えるもの』は12月11日発売!
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【災悪】を不思議なペンで倒しつつ、黒い服の少年マコトからも逃げなければならない少年ウワサ。
そこに謎のウサギ「ミリア」も絡んできて恐怖と面白さが加速!
ぜひお楽しみに! 書影は少しお待ちを!
https://www.kadokawa.co.jp/product/322405000665/
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川越スカラ座閉館回避プロジェクト応援企画「鶴田法男&中田彰輝Presents 川越スカラ座・ハロウィン映画祭」が昨日、無事に終了しました。
川越スカラ座閉館回避プロジェクト応援企画「鶴田法男&中田彰輝Presents 川越スカラ座・ハロウィン映画祭」が昨日、無事に終了しました。ご来場いただいた皆様には深く感謝いたします。
なお、「川越スカラ座閉館回避プロジェクト」は引き続き行われていますので、今後も劇場サイトをご注目いただければと思います。
川越スカラ座閉館回避プロジェクト応援企画「鶴田法男&中田彰輝Presents 川越スカラ座・ハロウィン映画祭」開催中!
「川越スカラ座・ハロウィン映画祭」開催中❗
31日、『デモンズ』。
1日、『Z-ゼット- 果てなき希望』。
両日共、15:40上映開始。
1,600円均一(当日券あり)。
アフタートークは、『ゴールデンカムイ』等の川越出身、特殊メイクアップアーティスト、中田彰輝と私、鶴田法男。
中田は「川越まつり」の「南通町・納曾利の山車」の人形を制作しており、なんと! 31日、1日の2日間共にその人形の頭とお面を南通町からお借りして、持ってくるそうです。
普段は山車の上に居る人形の頭とお面を間近で見られるまたと無いチャンス
しかも、川越スカラ座のロビーには、その人形の制作過程の詳細が分かる数々の写真が展示中!
『戦慄のリンク』パンフレット600円ご購入の方にはもれなくサイン書きます









