8月22日O.A「ほんとにあった怖い話」撮影現場
鶴田法男公式サイト・オープンを記念して当サイトを制作するHowrahが鶴田監督の新作『ほんとにあった怖い話夏の特別編2006』の撮影現場を果敢にも取材した。この日は堀北真希さん主演のカラオケボックスを舞台とした『6番の部屋』のセット撮影。『ほん怖』は実話を元にしたドラマなので、極力セット撮影を避けているのだが、実際のカラオケボックスは狭くて撮影が難しいのでセットが組まれた。ただし、セットといっても普通なら照明をしやすいように天井を付けないのだが、今回はリアリティを出すために天井付きのセットを組んだとのこと。こうした「リアルな空気感を出したい」という監督の強いこだわりが、さらなる恐怖を生み出していくのだ。ところで、今までの『ほん怖/特別編』はドラマが5話構成だったが、今回の『夏の特別編2006』はドラマが6話構成という贅沢な作りになっている。堀北さんの他に、釈由美子さん、高嶋政伸さん、伊藤淳史さん、大島美幸(森三中)さんらが出演。放映は8月22日(火)夜7時よりフジテレビにて。乞うご期待。(取材/Howrah)
『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2006』をもっと詳しく知りたい方は、「フジテレビ」の「ドラマ」のページにアクセスしてください。http://www.fujitv.co.jp/
クランク・イン前に撮影安全のお祓いをするのは他の番組でも同じだが、鶴田監督が覗いている「監督モニター」の脇に必ずお札を置くのは、『ほん怖』ならではの光景。その甲斐あって今まで怪異現象などは起きたことはないそうだ。ただし一度、ロケ先でお札を監督モニターの脇に置き忘れたときに、それまで晴天だったのに突然雨が降り出し、プロデューサーが慌ててお札を持ってきたら雨が降り止んだということがあったという。
ドライ・リハーサル(段取り)で演出中の鶴田監督。撮影に入る前にそのシーンの芝居を一通り役者さんが演じて芝居を固める作業を、テレビ業界では「ドライ・リハーサル」といい、映画業界では「段取り」という。今回は、カラオケBOXが舞台なので役者さんの芝居と、カラオケの音楽と映像をシンクロさせないといけないので監督は苦労していた。
鶴田監督と堀北真希さんは実は今度で三度目の仕事になる。最初はこの『ほん怖』の『本が招く幽霊』という作品で2004年2月頃の撮影。その年の夏には映画『予言』で再会。『ほん怖』の時に監督が堀北さんにすっかり魅了されて出演を熱望したそうだ。その後の堀北さんの活躍は語るまでもないが、二年ぶりに会った堀北さんについて「自信と風格が付いて一回り大きくなった感じがした」とは監督の弁。