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8月25日(火)午後7時より、 フジテレビ『ほんとにあった怖い話 夏の特別編 2009』放映!

「『ほん怖』10周年(実は18周年)回想録」090818_news

で既報の通り、フジテレビ『ほんとにあった怖い話』が今年も放映されます。
ドラマ5話中の4話を鶴田監督が担当。
残りの1話をフジテレビ『ほん怖』の助監督を長年努めた森脇智延監督が担当しています。

『かかし』
監督・脚本:鶴田法男
出演:加藤清史郎、奥貫薫

『顔の道』
監督:鶴田法男
脚本:三宅隆太
出演:佐藤健、高橋真唯

『怨みの代償』
監督:鶴田法男
脚本:三宅隆太
出演:綾瀬はるか、入山法子、折山みゆ、三浦まゆ、齋藤康弘/市川由衣

『心霊動画』
監督:鶴田法男
脚本:三宅隆太
出演:志田未来、弓削智久、金澤美穂

『憑く男』
監督:森脇智延
脚本:三宅隆太
出演:上地雄輔、市毛良枝、いとうあいこ、田山涼成、久保晶

*放映順は未決定です。

[鶴田のコメント]
今年は10周年という事で自分なりに力を入れて作ったつもりです。
『かかし』は10数年前に映画版『ほん怖』を作りたくて書き上げた脚本から抜粋した一編です。いまだに映画化は諦めていないのですが、やはり今回は10周年な ので自分としては出血大サービスのつもりでテレビで映像化することにしました。当初はCGを多用するつもりで撮り始めたのに、スタッフが相当に頑張ってくれたので結局CGは一切使いませんでした。リアリティや生っぽさを重視している『ほん怖』らしい作り方で、自分としては大変に満足しています。また、加藤清史郎くんの好演も作品に大きな力を与えてくれました。
『顔の道』は前々から私が撮りたいと思っていた原作だったのですが、そこに企画の後藤さんの野心(ネタバレになるので詳細は記せません)も相俟って『ほん怖』としては意欲的な作品になっています。佐藤健さんの怯える芝居も大きな見どころです。
『怨みの代償』は幽霊ではなく人間が怖い話。綾瀬はるかさんは私が監督した2本の作品『闇からの電話』(03年)と『横断歩道奇譚』(04年)に出演してくれているのですが、その後の活躍は目を見張るばかりで、もう『ほん怖』には出演してくれないのではと思っていたのですが、10周年ということでこころよく引き受けてくださり大変に嬉しかったです。演出的には綾瀬さんを呪う役の入山法子さんを幽霊のように撮ってみたのですが、それが功を奏しているかどうかは皆さんの目で確かめてください。
『心霊動画』は携帯動画を扱った『ほん怖』史上初の作品。ただし、幽霊が登場しないのに怖いという『ほん怖』の基本的姿勢を守った作品でもあります。主演の志田未来ちゃんとは『父の想い』(03年)以来の仕事でした。『父の想い』の時はまだ小学生でワンシーンだけの台詞もまともにない端役でした。それが、今や映画やドラマで主演をはる立派な役者さんに成長したのですから感慨深いものがありました。
『憑く男』は『ほん怖』の助監督を長年努めてくれている森脇智延くんが監督デビューを飾った作品です。怖い話ではなく不思議な話ですが、なかなか面白い作品になったと思います。どうぞ温かい目で森脇監督のデビューを見ていただければと願います。
とにかく、今回は10周年ということで『ほん怖』らしさを失わずに趣向を凝らしたつもりです。どうぞ存分に楽しんでください。そして、『ほん怖』がテレビにとどまらず、DVD化や映画への発展、そして世界に向けて発信できるように応援していただければ幸いです。

『ほん怖』公式サイトはこちら↓
http://www.fujitv.co.jp/honkowa/index.html