「伊藤潤二展 誘惑」。この興奮、感動、高揚感をひと言で語るのは難しい。 ホラーや漫画に限らず、創作活動やアートに少しでも興味がある人は行くべきだと思う。
内覧会にお誘い頂いたのにうかがえなかった「伊藤潤二展 誘惑」をGW最終日に訪問。
この興奮、感動、高揚感をひと言で語るのは難しい。
ホラーや漫画に限らず、創作活動やアートに少しでも興味がある人は行くべきだと思う。
写真撮影全てOK(動画はNG)なのも素晴らしい。
記念すべき『富江』1作目をはじめ『なめくじ少女』、『首吊り気球』などの原画を目の前で観る感激。
そして、先日刊行されたばかりの絵本『こっちをみてる。』の油絵原画の精密さに息を呑むばかり。
また、「伊藤潤二展 誘惑 Illustrations」は購入必至。
伊藤潤二アートの数々が綺麗に掲載されているだけでなく、巻末の「伊藤潤二×小島秀夫 特別対談」も併せてクリエイティビティを刺激する輝きに満ちており、個人的バイブル「ヒッチコック/トリュフォー」に匹敵する1冊になると思う。
「ギレルモ・デル・トロ監督のパーティの乾杯の発声が“イトウジュンジ!”なんですよ」という小島秀夫氏の話が興味深い。
3時間強見て回っていたので、多数の来館者の様子も拝見したのだけど、おそらく1/3は外国人に思えた。アジア人だけでなく欧米人もかなり多い。
以前から伊藤潤二作品は海外での評価が非常に高く、それが日本のこの展覧会でも感じられたのが嬉しいけど、日本人としてはちょっぴり寂しいような……。
でも、黒澤明監督『羅生門』など海外で評価されて自国の芸術の真価に気づくのが昔からの日本だったりするので、この展覧会を機に伊藤潤二さんの国内ブレイクは更に飛躍するでしょう。
世田谷文学館は9/1迄の開催。
実は残り4ヶ月弱しかないのでお早めに。
https://setabun.or.jp #伊藤潤二 #世田谷文学館



