『ゴジラ-1.0』の快進撃が国も民族も言語の壁も越えてドンドンと世界に広がって欲しいと、日本のいち映画人として願うばかりです。
今どきの若者らしく実写よりも日本のアニメが好きな大学生の娘を少々強引に説き伏せて初日に連れて行ったら、「これ、ハリウッド映画じゃないよね? 日本映画だよね?」と終わった瞬間に感激して呟いていました。
山崎貴監督の脚本はハリウッド映画がお手本にしているシド・フィールドの脚本術の教えに則っていると思ったし、『STAND BY ME ドラえもん』などのアニメをお作りになってきた経験も生かされていると感じ、「これは世界で受ける超傑作!」と思ったのだけど本当にその通りになってきて、0.1ミリも関係してないけどひたすら嬉しいですね。
それにしても、米国と並ぶ巨大な映画市場を築いている中国では公開されるのかしら? 中国の映画人と仕事をしていると彼ら彼女らも「日本のアニメ」や「ハリウッド的娯楽映画」を求めているので、当局の審査を通過して問題無く公開されれば大ヒットすると思います。
日中関係は数年前の友好的なものでは無くなってしまったのが残念ですけど、『ゴジラ-1.0』の快進撃が国も民族も言語の壁も越えてドンドンと世界に広がって欲しいと、日本のいち映画人として願うばかりです。




