寝言

1970年7月公開と同様『悪魔が呼んでいる』と『幽霊屋敷の恐怖/血を吸う人形』の2本立て鑑賞の至福。

2月16日発売BD『血を吸うシリーズ+悪魔が呼んでいる』の『悪魔が呼んでいる』と『幽霊屋敷の恐怖/血を吸う人形』を2本続けて鑑賞。
つまり、1970年7月に東宝でこの2本立てが初公開されたのと同じ番組を綺麗な画質で観られたわけです。
そんな至福の時が来るとは思ってもいませんでした。このBDを出してくれた東宝に深く感謝!
嬉しいので、1998年に出版された鷲巣義明・編「ホラーの逆襲」(フィルムアート社)を本棚から出してみました。この中で、私は『幽霊屋敷の恐怖/血を吸う人形』を大絶賛で紹介しているのです。
翌1999年に私は関西テレビ『学校の怪談/たたり』という単発オムニバスドラマに参加。
なんとそのドラマには『血を吸う』シリーズと『悪魔が呼んでいる』の山本迪夫監督と田中文雄プロデューサーも参加されていたのです。
打ち上げの席でご挨拶をさせていただき、山本監督と田中プロデューサーに「サインをもらえませんか?」と「ホラーの逆襲」を差し出したら、お二人は快諾してくださったのでした。
しかも、『リング0』を撮る前のビデオ映画『ほん怖』と『亡霊学級』くらいしか実績がなかった私に「ホラーの巨匠」などと山本迪夫監督は記してくださり、田中プロデューサーもわざわざ「血を吸う…」と書き添えてくださり涙が出ました。
それにしても、『悪魔が呼んでいる』と『血を吸う人形』を立て続けに観ると、山本迪夫監督は日本のマリオ・バーヴァですね。シリーズ3作目『血を吸う薔薇』以降は『太陽にほえろ!』などのテレビで活躍されましたけど、バーヴァのようにもっと色々なホラーやサスペンス映画を撮ってもらいたかったです。
『血を吸う』シリーズは海外でも高い人気を誇っているし、山本監督と田中プロデューサーの仕事はもっと評価されるべきだし、日本の映画界ももっとリスペクトするべきだと思います。
https://www.toho.co.jp/dvd/item/html/TBR/TBR31271D.html
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