寝言

モンキーズのマイク・ネスミス氏、逝去。ご冥福を祈ると共に、深く感謝いたします。(詳細は本文を)

モンキーズのマイク・ネスミス氏、逝去の報。
心よりご冥福をお祈りします。
大学卒業後、小さなCM制作プロで働いていたものの、そこが倒産。路頭に迷っていたときに、船井電機がビデオソフト販売会社を立ち上げたと耳にして、「HRS FUNAI」というその会社に面接をしに行ったのが37年前の1985年12月のちょうど今頃。
東京生まれの東京育ちの自分は大阪の船井電機をよく知らなかったので、気乗りしないままに面接をしに行ったものでした。
でも、面接の席で、この1、2ヶ月の間にリリースした作品を見せてもらったら、それが『ダークスター』(①)、『ジャグラー/ニューヨーク25時』(②)、『バング・ザ・ドラム・スローリー』(③)というたまらないラインナップ。
(①ジョン・カーペンター監督の処女作、②小さな公開に終わったが評価の高いサスペンス、③無名時代のロバート・デ・ニーロの傑作。)
しかも、そこに『タイムライダー』も出てきたので、ビックリ!
当時、SF雑誌などで全米大ヒットの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の元ネタじゃないか等と語られていた幻の日本未公開映画だったのです。
HRS FUNAIは、まだ一般向けに宣伝をしていないに等しかったので映画マニアの間でもほとんど話題になっていなかったのでした。
で、『タイムライダー』のジャケットを見せてもらった時に、上記のような説明をし、さらには「製作のマイク・ネスミスって、モンキーズのメンバーですよ。なんで、それを大きく謳わないんですか!」と興奮気味に話したら、面接官の同社常務はグループサウンズ「ズー・ニー・ヴー」のキーボード奏者だった人なので「え! そうなの!? 君は詳しいね。明日から来てくれ!」となり、それがきっかけで現在に至りました。
マイク・ネスミス氏が居なかったら、自分がビデオ、映画業界
で働き映画監督になることもなかったと思います。
マイク・ネスミス氏に心から深く感謝いたします。
※『タイムライダー』で検索して出てきたブログを無断で貼付させていただきました。
『「タイムライダー」(VHSビデオ)』