寝言

ビデオ映画版『ほん怖』発売から30年なのに、いまだに語ってくださる方が居る幸福。

オリジナルビデオ(ビデオ映画)版『ほん怖』3部作の発売は91〜92年なので正に30年前なのですが、いまだにこうやって紹介をしてくださる方が居て、本当に感謝しかありません。
中田秀夫氏、高橋洋氏が組んだ『リング』は98年公開、そして黒沢清氏の『回路』は00年公開ですが、皆さんがビデオ版『ほん怖』と鶴田法男の幽霊演出に影響を受けたと公言してくれたので、その段階で既に7〜9年経っていた低予算ビデオ作品『ほん怖』が注目されて国内だけでなく米国でもDVD化されました。
一方、私はオリジナルビデオ版を発展させた『ほん怖』映画化企画を持ち歩いていましたが実現せず悶々としている時にフジテレビから連絡があり、スピルバーグはテレビから始めたわけだし、あの『寅さん』も基はテレビドラマだったわけだから、前向きに考えようとドラマ化を提案したら、結局、現在まで続く人気番組になりました。
(注:今年もあるかどうかはフジテレビが決めることですので、知りません。その種の質問はご勘弁ください)
自分は国際的賞の受賞や大ヒット作があるわけではないのですが、全編英語のアメリカのテレビドラマを撮ったり、全編中国語の中国映画を脚本&監督したりもしていて、考えてみると不思議です。
とにかく、『ほん怖 第二夜』(92年発売)収録の短編『霊のうごめく家』の、このショットを撮った時は自分の人生をここまで左右するとは思いもよりませんでした
どこでどうなるか分からない面白さがあるので、映画業、作家業、そして人間稼業をなるべく長く続けられたらと願います

なお現在、中国映画『ワンリューシュンリン』の日本公開と、ジャパンホームビデオ製作・発売のOV版『ほんとにあった怖い話』を再紹介できないかと模索しております。
皆さんからの応援、ご協力がありますとありがたいです。

https://twitter.com/roger_demarco/status/1401481494531432448?s=20
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