寝言

『スタンリー・キューブリック/ライフ・イン・ピクチャー』20年ぶりに再見。仕事や運命って、やはりよく分からない。

キューブリック作品をBDで買い直しているうちに、本作が収録されていたDVD-BOXが行方不明になり約20年ぶりの再見。
皆若いし、アーサー・C・クラーク、シドニー・ポラック、アラン・ダビュオーらもお元気だし、素敵です。
 
それにしても、雇われ監督でキューブリックは憤懣やるかたなかった『スパルタカス』だけど、これを手がけていなかったらその後のキャリアは全然違っていたのでしょう。
もしセルゲイ・ボンダルチェク監督『ワーテルロー』がコケていなかったら、キューブリックの『ナポレオン』が作られていたわけでしょうしね。
 
マーティン・スコセッシ監督はリメイク映画に否定的だったのに『ディパーテッド』でアカデミー賞受賞。
 
既に決まっていた監督の娘さんがたまたま事故死して仕事ができる状態ではなくなり、急遽、デヴィッド・クローネンバーグ監督が手がけた『ザ・フライ』が大ヒット。
 
市川崑監督は『股旅』の資金調達でTV『木枯らし紋次郎』を引き受けたら、『股旅』はコケてTV『木枯らし紋次郎』が大ヒット。
 
仕事や運命って、やはりよく分からない。
https://www.youtube.com/watch?v=a0XVAnjLi3A/