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幻の傑作、初DVD化『パワープレイ』の封入リーフレットの解説を書いてます。

世の中には傑作なのに正当な評価を得られずに公開を終えてしまう不運な作品があります。最近だとベン・アフレック監督・主演の『アルゴ』がそういった作品でしょうか。ただし、『アルゴ』は米国での高い評価を受けて日本でもリバイバル上映がされるので嬉しい限りです。
さて、1979年に日本公開された『パワープレイ』もそんな作品の一本です。『アラビアのロレンス』のピーター・オトゥール主演の架空の国を舞台にしたクーデター映画です。これは80年代にVHSソフトが発売されたのみでしたが、この度、2月22日に初DVD化されます。その封入リーフレットの解説原稿を私が書いております。なぜ私が本作の解説を書いているのかはDVDを購入してお読みになってください。単なるファン以上の繋がりがあります。買って損無しの名作です。クーデターを描いたゲーム感覚の作品、それなのにラストは切なさに涙が出るという離れ業を成し遂げたまれにみる傑作です。オトゥールの”ロレンス”とは違った堅固な軍人ぶりも見事です。(鶴田法男)
『パワープレイ』DVD公式サイト↓
http://www.allcinema.net/dvd/powerplay.html/