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10月4日深夜、フジテレビ『ほん怖 傑作選』放映作品解説。

本日(10月4日)もフジテレビ深夜(26:25~27:25)で、『ほん怖 傑作選』が放映。

 
●『迷子』(2004年/主演:佐々木蔵之介、演出:鶴田法男)
コミック『ほん怖』の巨匠漫画家、鯛夢さんの原作が秀逸だったので、本誌掲載直後にドラマ化が決まった作品。でも、子供の幽霊はどうしても『呪怨』の俊雄くんとイメージがダブるので悩みましたね。今観ると私の演出の迷子ぶりが露呈するかも…。15年ぶりの佐々木蔵之介さんの『ほん怖』出演で放映されるのでしょうが、再放送は久しぶりですから要チェック。
 
●『のびる腕』(2004年/主演:真木よう子、演出:星野和成)
明日からWOWOW放映ドラマ『トップリーグ』でメイン監督を務め、映画監督でもある星野和成監督作品。星野監督は2000年の『ほん怖2』から助監督で参加してました。コミック『ほん怖』の長谷川編集長が「元の投書が凄くリアルで怖いんです」とビデオ版を作っていた時に教えてくれた原作なので、自分が映像化するつもりでしたが、諸事情でかなわず、ちょっぴり残念でしたね。
 
●『幽惑ドライブ』(2007年/主演:増田貴久、演出:鶴田法男)
『真夜中の徘徊者』(主演:阿部寛)、『顔の道』(主演:佐藤健)と並んで再放送回数が多い人気作。電話ボックス、自動販売機は、すべて美術部の仕事。夕方に電話ボックスを建て込んで日没後に撮影開始したが、突然の降雨。仕方なく、雨が目立たないように誤魔化しながら撮ったのをいまだによく覚えてます。冒頭カットをよく見るとかなりの雨が写っているので、今日の再放送でチェックしてみてください。
運転手役は、11月公開『地獄少女』(監督:白石晃士)でも重要な役を演じる売れっ子、波岡一喜さん。当時は全く存じ上げてなかったです。幽霊役は、私の作品で幽霊、生き霊、ゾンビ、惨殺される女などをバリバリ演じてきてくれた鶴田作品の常連女優、嶋﨑亜美嬢。本作が嶋﨑との初仕事でした。
 
●『魂の分岐点』(2004年/主演:水川あさみ、演出:三宅隆太)
先日、窪田正孝さんとご結婚を発表された水川あさみさんの主演作。今はシナリオドクターとしても活躍している三宅隆太監督の作品ですね。
 
12日、土曜夜9時、20周年スペシャル、放映!
https://www.fujitv.co.jp/b_hp/honkowa_sp/
嶋﨑亜美加工