寝言

BD『家』と『怪人スワンプシング/影のヒーロー』をいただいてしまった! 感謝!

『家』と『怪人スワンプシング/影のヒーロー』、ニューライン=ハピネットさんから素晴らしいBlu-rayをいただいてしまった! ありがとうございます!

『家』が公開された1977年は、映画『エクソシスト』、つのだじろうの名作ホラー漫画『恐怖新聞』、中岡俊哉編纂『恐怖の心霊写真集』、ユリ・ゲラー来日などで日本中にオカルト・ブームが巻起きていた頃です。
そして、当時は洋画メジャーの一社だったユナイト映画がそのブームに乗って「ユナイト・パラサイコ・シリーズ」という銘打ちデ・パルマの『キャリー』を第一弾に、この『家』が第二弾、そしてロバート・ワイズ監督『オードリー・ローズ』を三弾目に公開したのでした。
幽霊屋敷ではなくて屋敷そのものが生きているという斬新な発想のホラーで、同年にはやはり家が人間を食べてしまう大林宣彦監督、桂千穂脚本の『HOUSE ハウス』も公開されたので、一緒に記事にされていたのも懐かしいです。
監督のダン・カーティスは、あの『X-ファイル』の原点『事件記者コルチャック』や、『恐怖と戦慄の美女』、『怪奇!戦慄の怪人/オカルトショック』など主にテレビでホラー系の傑作をお作りになっていた作家。
どっちかっていうと「家」よりも主演のオリバー・リードとカレン・ブラックの怪演が怖くて、ラストのカレン・ブラックの芝居で劇場の女性観客が「ひゃ~~~!」とまるで楳図かずお漫画の悲鳴みたいに叫んでいたのがいまだに忘れられませんね。
久々に見返すのが楽しみです!

『怪人スワンプシング/影のヒーロー』は、『エルム街の悪夢』のウェス・クレイヴン監督がDCコミック・ヒーローの映画化に挑戦した作品。続編の『怪人スワンプシング』が公開されたのに、こちらは日本未公開になってしまった不遇な作品ですけど、ウェス・クレイヴン監督は本作製作の経験を通して『エルム街の悪夢』のアイディアを思いついたという逸話がありますね。
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