“ HORROR COLLECTOR 4 : The Blue Umbrella Nightmare ”(『恐怖コレクター 巻ノ四 青い傘の悪夢』)の英語版は、8月20日にアメリカで発売になりました!
新文芸坐『亡霊学級』上映は「満席」、「完売」です。皆様、ありがとうございます!

fjmovie.com さんに8月17日(土)、新文芸坐『亡霊学級』上映と、8月21(水)~24日(土)、シネマノヴェチェント「Jホラーの父 鶴田法男監督特集」開催について取材を受けました。
デジタルリマスター版『亡霊学級』上映に小島秀夫、伊藤潤二、綾辻行人、高橋洋、黒沢清(敬称略)ら賞賛!
《各界著名人の賞賛コメント》
ゲームクリエイター 小島秀夫
欧米のホラー映画ならいくらでも観てきた。だから、ホラー映画の仕掛けや演出には抗体があるはずだった。ところが、『亡霊学級』はそれらを悉(ことごと)くすり抜けていく。 “怖い”ではなく、“恐い”のだ。さらに“畏怖(おそろ)しい “のは、少女達の悩める青春学園モノとしても、よく出来ているところだ。
作家 綾辻行人
ずっと気になっていた鶴田法男監督のOV版『亡霊学級』!ようやく観る機会を得て、この作品が発表された一九九六年というあの時期、自分が日本のホラームービーシーンに対して抱いていた「ときめき」のような感覚を、不思議な懐かしさとともに思い出しました。つのだじろうさんの原作本を書庫から掘り出して、何十年かぶりに読み返してしまったことは云うまでもありません。
漫画家 伊藤潤二
つのだじろう先生の傑作漫画『亡霊学級』を鶴田法男監督が撮られた伝説の作品をついに鑑賞。VHS発売時に見損ねて、私も歯がゆい思いをしていましたが、やっと念願が叶いました。主役の宮澤寿梨さんをはじめとするとても魅力的なキャスト陣(つのだ先生と黒沢清監督の演技も素晴らしい!)と、Jホラーの父・鶴田監督による演出が、怖い怖い原作のエッセンスを見事に抽出! クライマックス、夜の学校の廊下で迫り来る怪異は、一度観たら忘れられない!
脚本家・映画監督 高橋洋
原作『亡霊学級』は、まさに“心霊漫画”の誕生を告げる記念碑的作品だった。当時、中学生だった鶴田法男は、放課後の教室でうっかり頁を開いてしまった後の、走って帰りたくなるような不吉な気配を、私同様、生々しく憶えているに違いない。あれは子供にしか感じ取れない“絶望”と繋がっていた。鶴田の野心は心霊描写のみならず、その”絶望”を描くことにあった。この映画は『亡霊学級』を体験した子供たちの貴重な記録でもあるのだ。
映画監督 黒沢清
熱心に何かしている高校生の背後が恐い。髪の長い女性の後ろ姿がいちいち恐い。カメラがスーッと動き出すともう恐い。こういったことが『亡霊学級』のいたるところで起こるのだが、正確無比なホラー理論と抜群のセンスがなければ多分成立しない。鶴田法男はやはり天才である。
8月10日(土)『ほん怖 傑作選』では2005年の小林靖子脚本、鶴田法男演出『先見の少女』(主演:美山加恋)が放映されました。
このところ『亡霊学級』に気が行ってしまって、昨日のフジテレビ『ほん怖 傑作選』放映をお伝え忘れてました。 昨日は2005年の『先見の少女』(主演:美山加恋)が放映されました。かなりレアな再放送です。 これ実は、戦隊物の巨匠であり、アニメ『進撃の巨人』やNHK『岸辺露伴は動かない』(主演:高橋一生)などを手掛ける小林靖子さんの脚本で、私が演出した作品でした。 ちなみに、小林靖子脚本、鶴田法男演出の『ほん怖』は2004年の『真夜中のサイレン』(主演:上原美佐)という作品もあります。 怖さならば、『真夜中のサイレン』が圧倒的なので、再放送される日が来るのを願うばかりです。 今年の『ほん怖』は『亡霊学級』上映と同じ17日(土)、21時からです。ただし、私は全く関わっておりません。 https://fujitv.co.jp/honkowa/index.html






